筆者のシイラデビューは完全な未経験デビューではなく、バスフィッシングやエリアトラウトフィッシングの釣り歴も20年以上、ライトルアー船などで場数を踏んで挑戦しました
ですが“ビギナー”にはまったくの未経験者も含んだ表現でもあり、ネットの情報や動画を見ていると…“未経験者も楽しめる”という印象にも受け取れます
ルアーフィッシングを長年やった状態でのオフショアデビューだったので、それほどハードルは高く感じませんでした
(それでもベテランさんに迷惑をかけ、怒られながらでしたが泣)
またそういったネット情報には、リアルなネガティブ情報はあまり見かけません
リアルな情報を伝えるのであれば、ネガティブ情報もしっかり共有したいと筆者は考えています^^
スポ魂野郎の筆者目線なので、その点加味してご覧いただければ幸いです
ビギナー目線の現実
ネットの情報を鵜呑みにして、未経験者がシイラキャスティングに挑戦すると…
きっと『面白くない』と感じる人も居ます
事実“未経験者にシイラゲームはハードルは高い“です
シイラ船に乗っていても、過去に実釣会に参加した経験からも…ネットの情報で錯覚して挑むと痛い目に遭います
あるある紹介(一部)
すべてを列挙することは出来ませんが、よく見る例をご紹介するので参考にしてみてください
キャストが大変
アンダーキャストが難しい
→船べりの高さや釣座間隔で制限があるので、思ったようにロッドを振れないと距離が出せません
→シイラを釣るにしても少なくとも20~30mくらいは投げられないと、釣れる確率が低くなってしまいます
投げる方向が分からない
→基本的に船が前に進みながらの釣りです
船べりに対して90°の角度で投げてしまうと、着水した時から船にルアーが引っ張られて動かすことが難しいです
→やや前方方向に投げて、ルアー回収時に垂直〜やや後方から戻ってくるくらいの位置が望ましいです
※コレが分からないと左右の釣り人と糸が絡んでしまい、トラブルになるので知っておきたいです
投げる回数が多くて想像以上に疲れる
→めちゃくちゃ投げる回数が多い釣りです
おそらくオフショアキャスティングの中で一番キャスト回数が多い釣りではないでしょうか
→とくに潮目をひたすら投げ続ける状況は、休憩もないので物凄く疲れます
→握力が無くなったタイミングで”タックルを放り投げてしまった人”も過去に見たことがあります
アクションが大変
ただ巻きだと釣れない
→これが未経験者にキツイ点です
シイラはただ巻きアクションでのヒット率が低いです
投げるのも大変ですが、上手く投げられたとしても
きれいにルアーを動かせないとヒットまで至りません
トゥイッチアクションが大変
→トゥイッチングと言って、ロッドを小刻みに動かしリールを巻いて
ルアーを細かく左右に動かすアクションにシイラは好反応を示すことが多いです
→イメージ的には渓流のミノーイングに近い動作を、重いオフショアタックルで行う必要があります
投げ続ける·動かし続けるハードルが高くて、釣りの時間よりも休憩時間の方が長い人も少なくありません
めちゃくちゃ暴れます
ヒット後、激しいファイトで釣り人を興奮させてくれるシイラですが…
船上に揚げると、とにかく暴れます
※いきなり呼吸のできない場所に引きずり込まれた魚の心境を考えれば当然ですが
なのでルアーのフックを外す際は”危険を伴う”ことを肝に銘じておいてください
最悪の場合、ルアーを外せていないシイラが暴れて、人間にフックが刺さってしまうこともゼロではないです
こういったこともあるので、必ずフックのカエシは潰して釣りを行いましょう
刺さってから『忘れていた』では済まされないです(汗)
飲み物忘れ
喉がカラカラで、、
→たいていの情報に“水分は最低2Lは持ち込む”と書いてあるのに“500mlペットボトル1本だけ”という人も見かけます
冷房の効いた室内では良いかもしれませんが、船釣りは屋外でのレジャーです(乗船時間6~7時間)
普段の生活よりも身体は多くの水分を消費するので、必ず2L用意して乗船をお願いします
気分的には運動会に参加するくらいが良いです
最悪の場合、船を早上がりさせなければいけないことも(ライトルアー船での経験談)
まとめ
・ビギナー向けでも未経験者には難しい
・あるあるを知って心構え&準備
・怪我なく安全第一が一番
ネガティブ情報を伝えることも、安全釣行には不可欠なことです
沢山フックの付いたルアーを振り回し、引きも強く暴れるシイラゲームには危険が潜んでいます
釣行予定の方は、今回の内容を参考にシイラゲームに挑戦してみてください
最後までご覧いただきありがとうございました
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