憧れだった最高峰オフショアスピニングリール”ステラSW”
価格ももちろん最高峰ですが…
それに見合う性能で、オフショアアングラーにとって唯一無二の存在です
購入時の金額については最安比較など調べて購入されている方が多いと思いますが…
ランニングコストについてはなかなか情報がありません
今回はランニングコスト目線でステラSWを解説したいと思います
ランニングコスト考
3年に一度にギア交換
5年で…
巻き心地やパーツダメージを考えると、これくらいのペースが妥当です

使用一年で浸水している可能性もあります。。
筆者のような整備者目線ですと、一年に一回はメンテナンスに出してほしいのですが…
ほとんどのリールが2~3年間は使いっぱなし&ノーメンテナンスなので、結果的に交換パーツが増え費用が増えがちです
パーツ耐久力

ギアよりも先にベアリングが痛みます
出荷時の滑らかさを100として…
1年使用で70前後まで低下
→消耗品のベアリングで90前後まで回復するイメージ
ギアはよほどの使い方をしない限り壊れることはないです
・慣らし運転が出来ている
・無理やり負荷を掛けていない
・水没などのイレギュラーは除く
きちんとした使い方であれば、いまだに08ステラSWを愛用している人も居るくらい耐久性に富んだリールです
ステラSWの一例

ベアリングが原因の不具合が多いです
ちなみにステラSWの耐久性ですが…
一般的なアングラーの使い方であれば…
2~3年間ノーメンテナンスでも目立った不具合はほとんど発生しません
・購入から三年間ノーメンテナンス
・キハダキャスティングメイン
・年間釣行回数30~40回
これでも使用に支障をきたすような不具合は発生せず
この方はメンテナンス費用を考慮して、使っていたリールは売却してまた新しいステラSWを購入しています
ツインパワーSWは?
PE6号までの釣りであれば、ステラSWと遜色なく使えて耐久性も十分な点が魅力です^^
筆者ペースの釣行回数·釣果でおおよそ2~3シーズンでギア交換です(ジギング機)
キャスティングタックルは使用回数がジギングより減るので、交換頻度が下がります
ステラSWとツインパワーSW比較
■ランニングコスト目安表■
※幅を持たせた目安なので参考までに
ステラSW | ツインパワーSW | |
1年目 | 5~10k | 5~10k |
2年目 | 5~10k | 5~10k |
3年目 | 20~30k | 15~25k |
合計 | 30~50k | 25~40k |
■パーツ価格表■
※すべて14000XGにて比較
ドライブギア | ピニオンギア | 合計金額 | |
19STLSW14 | ¥4,600 | ¥4,100 | ¥8,700 |
13STLSW14 | ¥4,100 | ¥4,100 | ¥8,200 |
21TPSW14 | ¥4,600 | ¥2,500 | ¥7,100 |
15TPSW14 | ¥3,600 | ¥1,550 | ¥5,150 |
最強SWスピニングリールのステラSWのギアが、安価な点も見逃せない点です
ちなみに使用されているベアリングは同じなので、オーバーホール時はベアリング以外が価格差となります
筆者愛用は

コスパ最強です
・15ツインパワーSW
・21ツインパワーSW
コスト面では圧倒的にツインパワーSWに軍配が上がります
ーとはいえステラSWも壊れにくく、メンテナンスのコスパも優れています
購入時は価格面や見た目、所有欲など…天秤に掛けて愛機を選んでみてください
メーカー整備を考える
目安をつらづらと書いてみましたが、メーカー整備に出すと一年目なのにギアやベアリングなどを交換して高額整備になるケースもあります
これはメーカー側として
”整備に出したのに、中途半端に整備を行ってトラブルになることを回避”するためです
不具合やクレームになる可能性のあるものは、すべて交換するため高額になります
モータースポーツで考えると…
レース毎にパーツ交換てんこ盛りでメンテナンスするワークスチーム
→メーカー整備
パーツ交換は最小限でメンテナンスするプライベーターチーム
→ショップ整備
ショップでのメンテナンスとスタンスが違うので、ユーザーさんの仕上がり希望でメーカーさんかショップを選ぶことがベターです^^
筆者のショップ作業もご参考までに
まとめ
・維持費目安を押さえて購入する&使う
・シマノ社のギアは安い!
・メーカー整備とショップ整備の違いを知る
ネットの情報は購入時のコスト比較が多かったので、視点を変えて維持費目線で解説してみました
購入検討の方やリールをお持ちの方は参考にしてみてください
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