仕事柄、お客さんや知人から相談を受けることが多いのですが…
今回は初心者に”ありがちな失敗例”をお伝えしたいと思います
キハダキャスティングやヒラマサキャスティングにおいて、初心者が陥りやすい例をご紹介します
主に誘い出し
今回はオフショアキャスティング
その中でも誘い出しでの状況についての解説です
※ナブラ打ちや沈下系ルアーに関しては、この限りではないのでご了承ください
人間はナチュラルカラーが好き
オフショアに詳しい店員が居ない量販店や、通販などでタックルを揃える方に多いのが…
『ルアーボックスにナチュラルカラーしかない』
ーということです
“マイワシ”や“カタクチイワシ”や“トビウオ”など、なるべく餌に近いものを選びがちです
これには大きな盲点があります
スバリ『操作時にルアーが見えにくい』のです
筆者の釣具店店員時代は初心者のお客さんほど、理由を説明して目立つカラーを必ず買うようにしてもらっていました^^
動かしてナンボ
いくらルアーが餌っぽいものでも、きちんと動かなければ魚に偽物と見破られてしまいます
ところがオフショアキャスティングで40~50mも先にルアーを投げると…
初心者は自分のルアーが何処にあるか分からなくなりがちです
上級者になると見えなくても、ラインの角度や波の状態で位置を判別したり、ロッドから伝わってくる振動でルアーアクションを把握しています
初心者だとこのようなテクニックが身についていないので、ルアーが動いているかが把握できません
派手カラーの必要性
そこで簡単な解決策が…
“派手なカラー”を使うことです
ピンク、オレンジ、チャート、ホワイトあたりが定番のカラーとなります
ルアーの背中が派手なカラーなので、発見しやすく、ルアーアクションも目で確認しながら行うことが可能になります
マグロ漁師の擬似餌は?
ちなみに皆さんマグロ漁師さんが使っている擬似餌のカラーはご存知ですか?
実はピンク、チャート、オレンジを使っている漁師さんがほとんどです
そうなんです
マグロは派手なカラーが大好きなんです
もしナチュラルカラーが一番釣れるのなら、漁師さんが使っていないワケがないんです
皆さんは漁師さんを信じますか?
メーカーさんの謳い文句を信じますか?笑
オレンジカラーの発祥
よもやま話となりますが昔、ルアーメーカーさんから聞いた話ですが…
オレンジカラーのキャスティングプラグは玄界灘が発祥と聞きました
これは鳥山でルアーが鳥に襲われ過ぎて、釣りにならなく困っていたところ…オレンジカラーを試したところ、鳥に襲われずナブラ打ちが出来るようになったーというのが発祥のルーツです
筆者の経験でもオレンジ、ピンク、チャート系のルアーだと、鳥も半信半疑でルアーへ一気に飛び掛かることはないです
まとめ
・目立つ色でアクションを視認
・漁師さん御用達は派手カラー
・鳥除けにもなるのでトラブル減
ーとは言え、シビアな状況でカラーをものすごく見るときもあります
その時はナチュラルカラーが効果を発揮しますが、それはしっかりアクションさせられる前提です
自信をもって自在に動かせるまでは、派手なカラーを使った方が釣果に繋がる可能性が大きくなります
ぜひ参考にしてみてください
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