【アナタは大丈夫?】疲れないジギングに“潜むワナ”と釣れない人の特徴を解説

【釣り×テクニック】

釣具店の店員時代から現在に至るまで、職業柄“釣りを教える”という立場になり10年以上が経ちました

店頭での説明だけで”いかにして釣ってもらうか?”

-が、店員の使命です
釣ってもらえれば、道具を買ってもらえるチャンスになり、さらに釣れるとさらに道具を…

最短で最大の結果を出してもらうべく、これまでに色々な接客をしてきました

その視点から鑑みて“疲れないジギング”に対して一計を案じております

ちょっと説教くさい内容になってしまったので(汗)
気分を害された方はその場でブラウザバックしてください

アウトドア&フィッシング ナチュラム



初心者救済の罠

世の中やさしい時代になり、様々なメーカーが“疲れないジギング”“疲れないジグ”を謳い文句にしてラインナップを増やしました

また発信する側も…
“疲れないジギング解説”
など動画にあげている方もいらっしゃいます

スロージギングが流行した理由も“疲れない”でした

大事なことは疲れないこと?

逆に質問したいのですが、、

”疲れないこと”が魚を釣ることに大切なことなのでしょうか?

釣りという行為は本来、魚に合わせて釣り方や仕掛けなどを工夫して釣ることが本質な筈です

人間の“疲れたくない”を優先にすることが、果たして釣果に繋がるのでしょうか?

釣れない人の特徴

スロジギの本質は上げ・下げのジグコントロール

スロージギングが流行してから、ジギング界の大御所から出てくる言葉は

「ジグを動かせない釣り人が圧倒的に増えた」

ということです

本来、鉛であるジグに生命感を宿すことがジギングの醍醐味ですが…

疲れないことを目的にするならば、ジグに水圧を掛けずにしゃくります

結果、水圧を受けないジグは動くことが出来ず、海中では鉛として存在することになります

ジグは水圧を受けさせ動かして、始めてジギングが成立します

筆者考案の上達方法

オフショアジギングにおいての解説となりますので、ご容赦ください

また「釣り(遊び)なんだから自由に釣らせてくれ」という方は、せっかくここまでお読みいただけましたが、ここでブラウザバッグをお願いいたします

ステップアップ方式

まずオフショアジギング入門にあたり、ステップアップが確実です

具体的には…
・ライトジギング(サバ)
・タチウオジギング
・シーバスジギング

この辺で経験を積んで、ようやく近海ジギングという流れが順々に段階を踏めます

素振りができないのに野球の試合に出ますか?

野球で言えば、、
①素振りから始まり
②トスバッティング
③投球バッティング
④試合

-みたいな流れです

青物(近海)ジギングから始める方は、段飛ばしの入門を選んでいるので…
”相応の覚悟”をお願いします
※最近はマグロジギングがデビューという方もチラホラ(汗



なぜ疲れる?

とくに神経系の発達が大事

疲労の原因は大きく2つ
・筋力的疲労
・神経的疲労

ジギングの動きというのは、日常生活ではまず使われることはありません
意図的に鍛えない限り、筋力不足になるのは当然です

また人間の筋肉は神経を使って動かすということはご存知とは思いますが…
ジギング経験が浅いと筋力不足に加え、ジギングに必要な動きを指示する神経群も発達していません

よって不必要な筋肉を動かすように神経が指示するため、筋疲労が倍以上になって身体に襲いかかってきます

入門したてのジギングが疲れる理由はココにあります
疲れなくなるまで、筋力と神経群を慣らすことが重要です

選ぶべきタックル

タックルが進化していても組み合わせが悪いと本来の性能を引き出せません

船上で見かける釣れない(ジグを動かせない)人は得てして、タックルバランスが悪いです

ジギングはタックルバランスを見直すことで、劇的に疲労度が変わります

タックルまで深堀するとかなり長くなりそうなので、今回は割愛させていただきます(汗

別の機会に記事で揚げる予定なので、よろしくお願いします

選ぶべきジグ

ショートジグは抵抗が大きく疲れやすい

何度か当ブログでも話題に取り上げていますが、初心者や入門者ほどショートジグを使いたがる傾向にあります

理由のほとんどが”小さいサイズの方が餌々しいから”
しかし、これは結果的に疲れるジグを自ら選んでしまってる悲劇です

↓↓ジグの形状についての記事

受ける水圧の重さは…
ショート > セミロング > ロング
-の順番となり、ショートジグはもっとも引き抵抗が重いため体力が奪われます

しっかりワンピッチジャークが出来れば、ロングジグでも魚はヒットします

ロングジグは引き抵抗も小さいことに加え、様々なアクションにも対応しているので、色々な動かし方が出来ることが特徴です

筆者の考え方はロングジグでワンピッチジャークに慣れ、動かし方も色々試せるようになってからショートやセミロングを試すことをおすすめします^^

↓↓オフショアジギングデビューの方に人気の記事

身につけるしゃくり方

”ワンピッチジャーク”

とにかくこれだけです
”Mr.ワンピッチジャーク”鈴木斉プロの動画をぜひ参考にしてみてください^^

出来るなら…
・行く場所(海域)は固定
・使うジグの選択肢を絞る

-ようにしてみてください

教えてきたほとんどの方が2〜3回の釣行でワンピッチジャークに慣れています^^

またジグを絞ることで、ジグのアクションや海中の潮目などに気づき易くなります

釣り場や使うジグが毎回違うと、変化に気づくことが難しくなるので上達に時間を要します

↓↓筆者のワンピッチジャークでのドテラ流し攻略



昔話

当時はよく怒られていました

筆者のオフショア入門時代の話になりますが…

教わる方のほとんどが、第一次オフショアブームからオフショアをやっている人ばかりでした

そしてたいていは昔ながらのスパルタ系で怖い人たちが多かったです(あくまで筆者の印象です)

『オフショアでカツオが釣りたい』

ーと、一念発起してデビューを目論む筆者でしたが…

『サバジギングから始めなさい!』
『サバすら釣れないのに始めるな!』

-と一蹴されました(汗
言われた通りライトルアータックルを揃え、何度かサバジギング船に乗り、釣果もそこそこ良かったことを報告すると…

『次はシーバスかタチウオジギングね』
『それすら釣れないなら、カツオは無理だから』

またもやボートシーバスのタックルを揃え、こちらも何度か釣りに行きました
サイズ70cm止まりでしたが、ジギング・キャスティングでシーバスを沢山釣りました

またもや釣果報告すると
『じゃあ最後にシイラかワラサをやりなさい』
それが釣れたら、カツオに挑戦しても大丈夫だよ

ーと、シイラキャスティングタックルを購入しました
シイラも釣れましたが、運よくワラサも釣れて嬉しい誤算でした

そしてようやくカツオ挑戦を決めてから一年半越しにカツオジギングに行くことが出来ました

デビュー年のカツオ

結果は10ヒット1キャッチ9バラし
カツオは釣れませんでしたが、5〜6kgのキメジが釣れました

カツオはその次の釣行でやっと釣ることが出来ました

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この話を聞くと『面倒くさい・遠回りしているな』と感じる方もいらっしゃると思います
※今思うとめんどくさいでびゅーしてますね(汗

ただこのステップアップのおかげで、釣りの幅は確実に広がりました

デビューするまでにオフショア経験を重ねていたので、カツオジギングのミヨシでも問題なく釣りができました

身体も徐々に仕上がっていったので”疲れて休む”ということもありませんでした

-とまあ第一次オフショアブームの諸兄・先輩方から手ほどきを受けてきたので、筆者もスパルタ系になりがちなのはこのためです(笑)

まとめ

・”疲れない”は人間のための考え方
・鉛に生命を宿すことがジギングという釣り
・面倒でもステップアップ方式は実力が身につく

野球もサッカーも楽しめる段階までは練習・ステップアップが大切です
釣りは遊びですが、同様に練習・ステップアップすることで楽しみの幅が180度かわります

考え方の一つとしてぜひ参考にしてみてください

 

文章では長くなってしまうので、上達方法に関しては触りの話だけに留まりました

ここに紐解いて解説するブログも、時間を見てまとめてみようと思います

最後までご覧いただきありがとうございました



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