オフショアアングラーの悩みの一つが…
“PEラインの巻き替え作業”
それは…
・量販店は適当な作業が多い
・作業スタッフの技術差が激しい
→この2点は残念ながら事実…
・プロショップまでは腰が重い
・高テンションの糸巻き器材が高額
理想は自身でのライン管理ですが、自宅で行う場合には”巻き替え器材”が必要となります
ですが、オフショアリールの糸巻きは高テンション(2kg~5kg)で行う必要があり、相応の器材が必要になります
糸巻き器材候補
究極は《魚矢》IK1001またはIK500ですが、それぞれ10万と5万と手の届き難い価格…
《ハピソン》電動ラインワインダーYF-800も2万弱と、こちらもまだまだ高い…
そんな“高テンション”と“価格”の問題をクリアした商品が…
高速リサイクラー2.0オプション Wパワーズ超ロング
※高速リサイクラー2.0必須
この度、私が導入し作業をしてみましたが…納得の使い心地でした^^
価格が安い
・高速リサイクラー2.0…定価6,380円(税込)
・Wパワーズ超ロング…定価5,280円(税込)
定価は上記の通りですが、実勢価格はなんと1万円以下で手に入れることができます
前述した商品よりも遥かに低価格です^^
巻取りテンション
対応テンションは2kg~5kg
-となっておりますが、この数値はIK1001とIK500の作動テンションと同等です
(高速リサイクラー2.0単体のMAXテンションは約2.0kg。オプションパーツと合わせると約5kgとなります)
テンションが5kgまで掛けられれば、PE8号までは問題なく使用できます
巻き方と対象魚次第でPE10号〜も対応できます
リールシートを固定出来ないという点で、IK500と同等のスペックと言えます
低価格約5万円のIK500が、1万円以下で手に入るのなら…買いですね^^
※店員時代はIK1001で数年間作業をしていました。キハダのシーズンになると毎日2,000m近く巻いていましたw
リサイクラーの良い点
・ラインの天地入れ替えが可能
PEラインを効率よく使うには、使っている”オモテとウラを入れ替える”ことです
リサイクラーなら、空スプール2個を持っていれば天地入れ替えが可能です
IK500は入れ替え機能が無いという点で、高速リサイクラー2.0の方が優れています^^
面倒な点
・スプールの入れ替え作業が面倒
・高負荷+長時間できない
商品自体が12連結スプールまで対応しているため、ネジのシャフトが非常に長いです
この為、スプールの付け替え時にストッパーを外す作業に時間を要します
またスプールの付け替え時は、オプションパーツ本体を都度クランプから脱着する必要があり面倒です
高速リサイクラー2.0は”回転軸に金属カラーを押し付けて負荷を掛けている構造”なので、どうしても摩擦熱の発生が大きいです
熱膨張すると均一な負荷が掛けられなくなるので、1台ずつクーリングを挟みながら作業しましょう
※過度な高熱に達するとリサイクラーが壊れてしまうので、ご注意ください
-とはいえ、一般アングラーなら巻き替え作業を毎日やるわけではないので、作業の手間は苦になるレベルではないです^^
作業時の注意点
・テンション値は左右均等に
・ロッドに装着して作業
・ハンドルを回す速度はゆっくり一定に
とくに注意したい項目が“ハンドルを回す速度はゆっくり一定に”という点です
どの糸巻き器材もそうですが、テンションを一定に設定できますが、巻き方の速度がバラバラではテンションの意味がなくなります
一定にテンションを掛けられるメリットを最大限に活かす為にも、極力ゆっくりハンドルを動かし一定のリズムで巻きましょう
ちなみに…糸を巻いて行くほどにスプール直径が大きくなり、ハンドルを巻く負荷が重くなっていきます
つまり巻き付けテンションも上がっているので、ラスト50m付近からは過負荷を避ける意味でも若干テンションを緩めていくと良いです
表側の50m部分はジギングでもキャスティングでも使う部分なので、高負荷で巻いてもあまり意味は無いです
まとめ
ラインは魚とアングラーを繋ぐ大切なザイルです
糸巻き作業は信頼のおけるショップか、ご自身で行うことで安心して釣りに集中できるようになります^^
セルフ糸巻きを検討されている方は、高速リサイクラー+オプションパーツを検討してみてください
第一精工 高速リサイクラー2.0 215x95x90mm(シャフト除く) 33198
定価6,380円(税込) |
第一精工 高速リサイクラー2.0オプション Wパワーズ超ロング
定価5,280円(税込) |
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