先日の伊豆南沖キハダゲームで活躍した《シマノ》オシア バブルディップ180Fですが、ノーマルからチューニングしたものを使用しました
かなり使い易くなり、釣果も2ヒット1キャッチ1バラしと満足のいくチューニング結果になりました
↓↓↓釣行の様子はこちら
今回はその変更点を解説したいと思います
ノーマル状態の弱点

今回は180Fの話です
・浮力が弱い
→海中に入ってから浮上までの時間が長く、クイックなアクションが出来ない
・飛行中に回りやすい
→AR-C搭載ですがボディ形状が悪く、キャスト時に高確率でボディが回転するので飛距離が出にくい
ここに標準装備フックサイズST56#3/0という大きなフックが、さらに大きな空気抵抗となり飛距離低下を招きます

ナブラ撃ちで運よく釣れたワラサ
メーカーサイドがヒラマサ・青物にも対応したセッティングとなっているので、ミドル~ロングジャーク向けの味付けになっています
優秀なプラグですが筆者としてはキハダ(マグロ系)に使うには、もっとショートジャークに対応したセッティングが欲しくなります
キハダに有効なアクションとは?
・移動距離を抑えたポッピング
・高浮力の素早い浮上(垂直に近い)
人気&実積のあるウッドプラグは確実にこの要素を兼ね備えています
《D-craw》ビーコン180の解説動画ですが、ペンシルポッパーでのキハダ基本アクションが大変参考になります
バブルディップはインジェクションなので、ここまで浮力を活かした使い方は出来ませんが、やりたい方向性は同じです
キハダチューニングポイント

フックとリングの比較
バブルディップの弱点をなくすために、下記のウエイト調整を行います
・フック変更
・リング変更
出荷状態…ST-56#3/0(重量5.9g/個)
⇒調整後…ST-66#2/0(重量4.5g/個)
1個あたりの重量差が1.4g
2個で2.8gも軽くなります
※全体重量に対して6%程度の軽量化ですが、その効果は絶大です
出荷状態…太軸リング#8相当
⇒調整後…《カルティバ》P-12スプリットリングハイパーワイヤー#8
※小数点以下に対応した量りはありませんが、2個で1g近くは軽くなっています
チューニング後

すっきりした見た目になります
・浮力が上がり、クイックな浮上が可能
→ショートポッピング&ダイブアクションが可能になる
・フックの空気抵抗が減り、回り難くなる
→約4gの軽量化となりますが、飛行中にプラグが回りにくくなることで飛距離はほぼ変わらず
※前後フックが同じなので、浮き姿勢もノーマルと変わりません
Raptor-Xに変更
リング:《カルティバ》P-12スプリットリングハイパーワイヤー#8
総重量:73g(ノーマル76g)
それまでST66#2/0を使用していましたが、Raptor-Xの国内リリースに合わせて変更してみました※2022年11月更新
まとめ

シングルフックチューンも面白そうです
・ノーマルは意外と使いにくい
・マグロ向けに微調整
・フックとリングを軽量化
ノーマル状態では対キハダとして使い難く、ボックスの肥やし状態でしたが…
チューニング後はかなり出番が増えました^^

2022年6月釣行時
実際にキハダも釣れてくれましたしね
バブルディップ180Fをキハダに使用されている方は参考にしてみてください
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