【スピニングでもOK】晩秋〜冬の伊豆マグロジギング解説その②タックル編

【ルアーマグロ】

昨年も似たような記事を書きましたが、そちらはキハダスロージギング中心の内容でした

一年間スローをやり込んでマグロジギングでの有用性も理解が深まりました

今回は今までのスピニングの経験も踏まえて“伊豆マグロジギング”タックルを解説したいと思います



釣れる魚·サイズ

■釣れる魚(サイズ)■
・キハダ…10~50kg
・ビンチョウ…5~30kg
・カツオ…~10kg

マグロの最大サイズはかなり大きめですが、年(潮)によっても多少異なります

昨年今年とカツオ主体にキハダが混じる状況ですが、ビンチョウ主体の年もありました

カツオはスピードのあるジャークに好反応

後述しますがカツオやキメジの場合、スピニングタックルが有効になるのでベイトを持っていない方にもチャンス有りです

釣り方は2×2通り

筆者はバーチカルが好み

・スローorハイピッチ
・ドテラ流しorバーチカル

まずタックルで2パターン
次に船宿さんの攻め方で2パターン
※片舷ドテラ流しor両舷バーチカルは船宿さんの釣り方によって異なります

自身のタックルや予約した船宿さんに合わせて対応していきましょう

ベイトタックル

筆者は~30kgまでのタックル構成

ロッド:6ft前後、対応 PE3~5号
対応ジグ MAX300~400㌘
→ロッドはフルソリッドor青物ベイトがおすすめ
リール:大型ベイトリール2000~3000番
ライン:PE3~4号
リーダー:16~22号(50~80lb)

20kgを超えたサイズのマグロにはフォールが非常に有効です

「俊敏に細かく動けません」

大きな図体のため急停止·急動作が苦手な大型のマグロの生態を考えると…
動きの捉えやすいフォールが有効な点は明白です

ロッドに関して現在はフルソリッドor青物ベイトが主流となっています
↓↓詳細は過去記事をご覧ください↓↓

スピニング

スピニングは青物用のトルクのある構成

ロッド:6ft前後、対応PE3~4号
対応ジグMAX250~300㌘
→各社#3~#4ロッドが目安となります
リール:大型スピニング8000~10000番
ライン:PEライン3~4号
リーダー:16~22号(50~80lb)

実はスピニングタックルはカツオやキメジ·小型のマグロに有効です
筆者の経験上、上記の魚種はハイピッチジャークでよく釣れています

理由は
・身体が小さくて小回りが利きやすい
・ルアーに対しての好奇心が高い

キメジもフォールよりも上げアクション

このサイズは回収中のヒットも多いのが特徴です
キハダがなかなか釣れない時は、数の多い小型狙いで投入すると連発することも多いです

電動ジギングはこのパターン時にめちゃくちゃ強いです



青物タックルで挑戦

スピニングスロー釣法で普通に釣れます

当ブログをご覧の方でお気づきの方もいるかもしれませんが、筆者が持ち込んでいるスピニングタックルはごくごく普通の青物タックルです
※そもそもマグロジギングロッドが存在していませんが…

ジグを横にすることを意識しています

昨年ベイトタックルを導入してからはマグロはベイトに傾倒して釣りをしていますが、それまではスピニングタックルで普通にマグロ(キハダ)を釣っていました

普通に釣れてはいましたが、今後の知識・技術向上のためにベイトタックルを導入しました

ドラグ想定6~8kg(45°)のロッドであれば問題なく挑戦可能です

200g以上のジグ&100m以深のドテラ流しは肉体的にはツラいですが、釣りが出来ないわけではないです

ディープドテラは相模湾で慣れています

外房や南房で200g以上のジグを使う釣りと大差はないので、経験がある方ならこの時期のマグロに挑戦可能です

軽量と感度はメーカー販売の常套句

ちなみに筆者は流行中の”細身+軽量青物ロッド”は非推奨です
(大物狙いのロッドをバスロッド・カワハギ竿のように必要以上に軽くする必要ありますか…?)

テクニックのあるベテランなら問題なく釣れるかもしれませんが…

マグロビギナーの場合、ロッドの限界が分からず負荷を掛け過ぎてファイト中に折る可能性が非常に高いからです(実際に折れた光景も、、)

”計量=肉薄=折れやすい”

-という考え方です

↓↓↓筆者タックル詳細ページ↓↓↓

筆者タックル一覧・インプレ・感想
■出没エリア■ 相模湾、東京湾、南房、外房、伊豆南沖~御蔵島 上記エリアで使いやすいもの 各タックル購入の選定は尖ったものよりも”幅広く対応できるもの”を好んで選んでいます 今のところ十分に近海青物~キハダまで対応できています ...

詳細は筆者仕様のタックルを参考にしてみてください

ドラグ設定

デジタル秤も便利です

重要なのが”ドラグ設定”です

これがしっかりしていないと…
せっかくのマグロ用タックルも効果を発揮しない場合もあります

上記タックルで行う場合、初期ドラグ設定はおおよそ”5kg”前後を推奨します
(使用するジグをシャクってもドラグが出ないくらいの値も目安の一つです)

ヒット後のファーストランが終わり、魚が安定してから徐々に締め込んでキャッチ時に”7~8kg”くらいが望ましいです

XBRAIDのウルトラX8の強度

「恐くてドラグを締められない」という方をたまに見かけますが…
上記タックルであればまず直線強力以下なので切れることはないです
※もちろんノットに不具合がある場合は除きます

いつまで経っても初期ドラグ値のままでは、膠着状態が続いて揚がってこないので要注意です

ベイトタックルは瞬間的なドラグ操作”指ドラグ”も有効です

ドラグの設定に関してはこちらの記事も参考にしてみてください

アウトドア&フィッシング ナチュラム

まとめ

・想定サイズに対応したタックル
・ベイトorスピニングどちらもOK
・青物タックルでもチャレンジ可

船宿さんによっては”最低限のタックル”の規定があるので、予約時に確認してみてください

大型(30kg以上)を想定する場合、道糸はPEライン4号でセッティングすることを強く推奨します

購入検討中の方は今回の内容をぜひ参考にしてみてください

2022年11月11日に42kgがキャッチされています
生半可なタックルは怖い状況ですのでご注意ください

次回は“釣り方とジグ選び”についてを予定しております

最後までご覧いただきありがとうございました



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