オフショア界隈の“現場で観察して覚えろ”ジャンルの一つがナブラの投げるタイミングです
日本の良き伝統(!?)寿司屋の修業は10年以上必要だてんやんでえ!のようなソレです…
たしかに見て観察も良いですが、指標くらいは教えて欲しい-と筆者のビギナー時代もブツクサしておりました(笑)
全部教えてしまうと、釣りの面白みが薄れてしまうのでいつも通り要点を解説したいと思います
意外と教えてくれない
“怒られる割には、ちゃんと教えてくれないこと”
ランキングトップに入るであろう、ナブラのキャストタイミング
また同船アングラーもなかなか教えてくれることがないので、ビギナーにとっては知る機会が少ないことも情報の伝播を妨げています
釣るために重要なタイミングなので、船長さんに教えて欲しいところなのですが…
往々にして船長はナブラを見ると…高確率でヒートアップしているので、教えるどころの状態ではないのが悲しいところです(笑)
投げるタイミングの目安
各船宿さんのルールやローテーションなどもあるので、一概に言えませんが目安は知っておくと意思を持って投げられるようになります
筆者の経験を元にしているので、これよりも優れた考え方もあると思いますのでご容赦ください
指示待ちダメ絶対
合図待ちの人も多いと思いますが、個人的にはおすすめしません
なぜなら船長はナブラは追うことに集中していますし、ナブラは刻一刻と動いており、良いタイミングも変化しているからです
正直、船長に言われてからでは1~2テンポ遅いので釣れる確率は低いと言わざるを得ません
自分の射程距離
よくある光景に
“合図で投げる→飛距離が足らない”
これはかなり勿体ないです
チャンスを無駄にするだけで、プラスが何もありません
そもそも自分の射程距離を把握していない状況で投げるのはいただけません
船長のヒートアップに乗せられて投げても良い事はないです
冷静に自身の射程距離に入ったタイミングで投げることが大切です
飛距離の把握は必須です
船長と呼吸を合わせる
これも教えてくれないテクニックの一つです
そもそも船長と呼吸を合わすとは?
声でコミュニケーションは波音で聞こえないし、長く利用している船宿&船長なら癖などは理解できますが、回数の少ない船宿ではどうやって??
簡単な方法は“船の加速とニュートラル”で判断する方法が一番分かりやすいです
十中八九、船を加速させている瞬間は船長は“投げドキではない”と感じているから船を前に進めています
反対に“いま投げさせたい”と思っている瞬間は船の加速を止め、ニュートラルに入れて投げるタイミングをつくってくれます
船の加減速やクラッチの動きは比較的わかりやすいので、船の動きに集中して釣りをすることをおすすめします
キャストのコツ
これも書くと長くなるので今回は手短に
①低弾道
②ベイルは空中で返す
③タラシは短め
ナブラに向かっての釣りは普段の状況とは異なります
船が前進しているので、普通に投げてしまうと…飛距離が出ないばかりか、糸ふけが大量に出てしまい次のキャストにも支障が出てしまいます
(船の前進速度は思っているよりも早いので注意です)
まとめ
・自分の飛距離を把握
・タイミングは能動的に
・キャストは低弾道で力強く
今回ご紹介したタイミングの目安もあくまで基準の一つです
本番の緊張感の中でトライ・アンド・エラーで経験を積むことが重要です
キハダのナブラはとくにチャンスが少なく、一投一投の重みが大きいので集中して挑んでください
↓↓サワラのナブラ撃ちはキハダのキャスティングの基本が詰まっています
最後までご覧いただきありがとうございました
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