青物ジギング、とくにワラサジギングで重要な機能がドラグ性能です
ヒラマサ・カンパチに比べブリ族は浅いバイトが多く、唇の薄い部分に掛かったり、肉穴が広がり易くバラし易い傾向にあります
このバラし易さを軽減するために、リールのドラグ性能がキャッチ率を大きく左右します
メインで使っている《ダイワ》16キャタリナ4000Hですが…
ATD→UTD→DG12→DG01と試してきましたが、しっくり来ず…
堂々巡りの末、UTDに戻すことにしました
個人的感想
ATD | UTD | DG01 | DG12 | |
初動作 | ◎ | △ | 〇 | △ |
急動作 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
高負荷 | ◎ | 〇 | △ | 〇 |
グリス販売 | なし | あり | あり | あり |
使用感は下記の通りです
※ドラグは数値での比較が難しく、感覚的な部分が多くを占めるので参考までに
※上記の相性もダイワ製のリールに使用した場合なので、シマノ製リールはこの限りではありません
ATD…全体的に粘っこい。あるところを境に滑り出してくる
UTD…全体的にサラリとしている。締めていってもニュルニュルと出ていく
DG01…低ドラグ時はヌルリとしているが、締めていくほど急に摩擦が増える
DG12…グリス自体は硬く、締め込むと急に摩擦増
ATDはいつも言っているようにメンテナンス性の悪さがマイナス点です
ワッシャが活きていても、メーカーに出さなければATD塗布できない点はマイナスでしかないです
分解作業
ダイワ製のリールは構造が単純なので、ピンセットだけで分解可能です
前回のグリス変更から半年ほどなので、グリスはとくに問題なさそうです
洗浄作業
容器にクリーナーを浸して、洗浄機に20分ほどかけます
洗浄後の点検
・スプールの座目にキズ
・メタルカラーに線キズ
購入から4年半ほど経ちますが、グリスメンテナンスのみでドラグのパーツ交換はしていません
この状態は妥当なラインです
グリスアップ
前述の通り今回は支配のUTDグリスを塗布します
ダイワ アルティメットトーナメントドラグ グリス
片面につき米粒2~3粒が目安です
あとは戻して完了です
作業時間は洗浄を入れても30分前後です
メンテナンス後、約3kg程度のドラグ値でこのような滑り出しになりました
比較的スムーズに動いています
(メンテナンス前の動画を撮り忘れていました…)
まとめ
ダイワ製のリールは構造が単純でメンテナンスし易い割に、ドラググリスの販売がないのは本当にイタいところです
現行のダイワも何故かSW6000番相当の機体を頑なにリリースしないので、このキャタリナは大切に使わないといけませんね
コメント