今回も初心者さんからよくいただく質問についての解説記事となります
リーダーの選び方も色々と情報があるので、私なりにまとめた内容となっています
「もう知っている」という方も復習の意味でもご覧いただければ幸いです^^
ジギングにおけるリーダーの役割
現在のオフショアソルトの釣り糸は“ほぼPEライン”という前提でお話を進ませていただきます
PEラインはご存知の通り、細く、引っ張り強度に優れていますが…結束強度の低さが弱点です
これを解消するためにルアーなどの接続具に結ぶ為、先糸としてリーダーとPEを結束します
ジギングという釣り自体が”着底させてからスタート”することが多い釣りの為、リーダーはフロロ素材を用いることが一般的です
ナイロン?フロロ?
それぞれのメリットとデメリットを解説します
ナイロン | フロロ | |
伸縮性 | 〇 | △ |
感度 | △ | 〇 |
トラブル | 〇 | △ |
比重 | 1.14 | 1.78 |
屈折率 | 1.55 | 1.42 |
他にも色々項目はありますが、今回はジギングに関係の深い項目で解説となります
伸縮性に富み、トラブルが少ないナイロンはキャスティングに向きます
フロロはキャスティングに向かない分、ジギングにおいてメリットになる…
・伸縮性の低さによる感度
・耐摩耗性
・比重の高さによりジグの落下も向上
きわめつけが屈折率の低さです
水中にある糸の存在感は少ない方に越したことはありません
魚が気づきにくければ、ジグへのヒット率もよくなります
太さの決め方
これは情報が非常に多いので、詳細は割愛しますが…
“メインラインの号数×4倍”
です
メインライン | リーダー |
PE2号 | 8号、10号 |
PE3号 | 12号、14号 |
PE4号 | 14号、16号 |
※筆者のリーダー組み合わせ例
PEラインの長所を最大限に利用するために、メインラインよりも太く強度のあるリーダーを用いります
長さの決め方
これも情報が多いので割愛しますが…
基本“ジギングは5m”です
◆5mの理由◆
・魚の視界から色の付いたPEラインを遠ざける
・岩礁帯の根を躱す
・衝撃吸収部分の確保
・船べりでのラインブレイク対策
・魚の身体に巻きついた時の対策
などなど、ある程度の長さにはメリットが非常に多いです
たまにリーダーが1mくらいのアングラーさんもいらっしゃいますが、上記のような観点からも短いリーダーは初心者が採用するメリットがありません
まず5mから初めて、経験の中で好みの長さを探していくと良いです
私の5mは3ヒロ半でちょうど5mです(1ヒロ1.5m)
リーダーの結び方
歯モノ対策も兼ねてジギングにおいては、編み込みを用いたノットが人気です
私は何度もご紹介している通り、ジギングもキャスティングも“田代ノット”です
簡単・確実に安定した強度が出せるので、お気に入りです^^
他にもイモムシノットなんかも愛用者が多いですね
筆者は船ハリス愛用
長年に渡り、ジギングにおいて船ハリスを使用してきました
素材は同じフロロですが、ルアーフィッシング用として販売されているものと、若干違いはあるのでご紹介します
船ハリスを薦める理由
〇安くて、大容量
〇スプールが大きく、直進性が○
〇船釣りで実証済みの強度
同じ価格帯で船ハリスは倍近い全長で販売されており、この時点でコスパが高いです
高価なリーダーの交換は躊躇しがちですが(筆者が貧乏性なだけ!?)、安いハリスは躊躇なく交換できるので結果的にリーダーをフレッシュな状態に保つことができます
また相模湾でのキハダ・カツオ釣りにおいての使用率も高く、飲まれ切れ以外で切れるというケースは極めて稀です
事実、私もいままでの経験の中で船ハリスがファイト中に切れたことは一度もないです
※過去にキハダをヒットさせ、パヤオに巻きつけられたくらいなので、これは仕方なしです
オフショアのベテランアングラーでもけっこう使用率が高いです
船ハリスのデメリット
❌ストックが嵩張る
❌ふとした弛みでラインが膨らみ暴発
❌基本的に張りが強く硬い
→張りに関してはメリットとも言える
ハリスの特性上で張りが強いので…ジグ交換時やキャスト時に注意していないと、リーダーがスプールで暴発しがちなので要注意です
おすすめ船ハリス
《呉羽》シーガー船ハリス
→コスパ重視
《ダイワ》Dフロン船ハリスFX
→しなやかさ重視
まとめ
今回解説したようにジギングにおいてリーダーはフロロの方がメリットが多いです
初心者アングラーさんはまず…
・ジギングはフロロ
・キャスティングはナイロン
ーといった感じでスタートしてもらえると、トラブルも減り、釣果にも繋がりやすくなります
ぜひ参考にしてみてください
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