上越遠征を機に、本格的にクロマグロキャスティングを始めようと決意しました
ーところが、空前のクロマグロブームと三重での大型キハダ&メバチの影響で…
市場からPE8号300m巻ける18000番台のスピニングリールが姿を消しました…
20ステラSW18000HGは20万円で売られているものあるのだとか…
おまけに中古で売られている13ステラSWや15ソルティガが、当時の新品売価に近い価格で売られています
この状態がいかに異常かが分かりますね(汗)
危険物に手を出す
ありました…
メルカリに目をふとやると、中古の10ソルティガ6500Hが破格で出品されてました
なんと29,800円(送料込)
(OHできる方限定)
-ということで、このチャンスに賭けることにしました
※デザイン性も整備性からも、現行のダイワのモノコックリールは検討外です
10ソルティガ6500Hスペック

今でも焦ることないデザイン
自重 | 795g |
最大ドラグ力 | 30kg |
ギア比 | 5.7:1 |
巻き取り長 | 131cm |
ベアリング | 14 |
糸巻き量(PE) | 5号500m |
6号400m | |
8号300m |

どこから見てもよき
発売当時はそこまでオフショアどっぷりではありませんでしたが、このリールは見た目もCMも本当に衝撃を覚えました
”マグシールド”機構と”ZAIONローター”そして何といっても”派手な見た目”
やっぱり10年式のソルティガは今でもかっこいいです^^
リスクは特大

安全第一!だと良いのですが…
自身で整備が出来るにしても、状態に保証はありません
何せ悪名高いメルカリの売買です…
・ジャンク扱い
・新品購入で数回使用。しばらく保管していて、久しぶりに動かしたら異音。
・分解したけど戻せない
(パーツはすべて有)
・ベイルアームが緩い
・分解後、ドラグが効かなくなった
補足のやりとりでも…
・ネジ山は生きている
・破損パーツはない
話が嘘で無ければ、何とか戻せる筈ですが…メルカリなので話半分で、リカバリーを検討しつつ購入しました
-というか、普通はここまでひどい状態なら買ってはいけません(汗)
現状確認

パッと見は綺麗に見えますが…
やり取りから2日でリールが届きました
出品者にメルカリの評価を送る前に、さっそく現状確認です
・ローターを回すとザラザラ&ゴリゴリと抵抗感のある異音と動き
・画像以上に腐食とキズがあった
・ベイルアームはガバガバ
・ラインがフカフカで巻かれている
・薄っすらとCRCの臭いがする←

ローターの打ち付けキズが多すぎる
まず「数回使用」レベルのキズと腐食ではないですね(笑)少なくとも3~5シーズンは使い込んでいるキズの量です
まあ触診するに…ギアが死んでいない雰囲気
手応え的にはマグシールドとベアリングが悪さをしているパターンだと思うので…そこがチェックポイントとなります
ベイルアームは開閉がバカになっているので、パーツの組付けと欠損の可能性が濃厚
(バネがまったく効いていない)
PEラインは指で押しただけで、ぐにぐにとラインが動くので…個人で巻いたか、適当な店で巻いたかの二択
どちらにせよ碌な管理がされていないことなのは間違いありません

リールフットは意外ときれい
メンテナンス経験のある方やメカニックの方は、思い当たる節があるあると思いますが…CRCの臭いがする機体は、ほぼヤバい機体で確定です(苦笑)
前オーナーが動作不良を誤魔化すために、CRCを大量に吹いているパターンが特濃です…
購入理由

打痕と腐食はまあまあ…
しかし幸いなことに10ソルティガ6500Hは、まだメーカーでパーツを保有しているので、再生することが可能です
どのパーツも欠品&廃盤になっていないので修理が可能ということです
(13ステラSWはそろそろパーツが怪しいという噂があり悩みました…)

カバーは比較的よい状態です
ギアが逝っていると、2万前後が飛んでしまう計算ですが…それでも中古で出回っている同型式と同じ金額なので、今回はリスクを承知で勉強がてらに買うことにしました
※絶対におすすめしない買い方なので、真似しないようにお願いします

外相に大き目の打痕あり
さて次回はいよいよリールを分解していこうと思います
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