前回ポストした“ナブラ撃ち解説”に引き続き、今回も開幕前におさえておきたい釣り方解説です
前回はナブラ撃ちについてフォーカスし、全体の流れを解説しましたが…
今回はその一段階前の“ナブラそのもの”についてフカボリしていきたいと思います
“ナブラ”を理解することでヒット率を上げることができるので、釣行前の予習としてぜひご覧いただければと思います
↓↓前回のナブラ攻略の記事はこちら
ナブラとは?
皆さんナブラの海中イメージはすぐにできますか?
・空中の鳥
・海中のフィッシュイーター
-によって海面付近に追い詰められた小魚の群れは、行き場を失い一カ所に集まります
その形は完全に円状になることはなく、半球の形になります
ご存知の方もお多いと思いますが、海面のナブラは海中のごく一部です
見えているフィッシュイーターも一部です
何も考えずにナブラの真ん中に投げることは得策ではありません
フィッシュイーターの動き
捕食者の立場で考えてみましょう
鳥と共謀していよいよ一箇所に餌を追い詰めることができました
-ですが、捕食者がすべて餌に突っ込んでしまっては餌に逃げ道が出来てしまうので…
・餌の行動を制限する本隊
・エサを捕食する小部隊
のような陣形でナブラを形成しています
よく言われている『ナブラの下にはもっと魚が居る』と言われているのは、こういうことです
09:40~
クロマグロの動画ですが、餌の追い込み方や位置関係はサワラも一緒です
捕食者のポジションと動きを観察してみましょう
・どこが高確率で餌を捕食できるか?
・どういう餌が食べやすいか?
・捕食者はどこで何を見ているか?
-を考えてみましょう^^
鳥の動き
鳥を付けているナブラはかなり釣り易くなります
サワラだけでは抑え込めない餌の動きを空中から制御してくれることで、密に固まりやすくなります
飛んでいる動きには意味があり、鳥の動きに合わせてキャスト位置を決めることが出来れば…
釣れる確率は飛躍的に上がります
鳥は海中に潜れないので…
・餌がどういう時に啄んでいるか?
・どういう餌が食べやすいのか?
をイメージすると良いです
さあどこに投げる?
・餌
・捕食者(鳥&サワラ)
ーの動きは分かりました
さあどこに投げる??
・ナブラの中心
・ナブラの外側
答えは状況によって変わってしまいます
常に確率が高い場所を理由を立てて狙うということがもっとも重要となります
さらに釣りの難しいところはここに
・風
・海流
・船の動き
ーが、加わってきます
動くナブラは一段階ほど難易度が上がるので、ステップアップしたい方はこれらも考えて釣りをしてみてください
0:52~
原田氏が跳ねに対してどこに投げているかを観察してみましょう
他船も居るので、より実践的にイメージできます
経験を積む
正直なところ机の上で出来るのはここまでが限界です
あとは現場で魚と鳥に教えてもらうほかありません
・正確なキャスト
・投げるスポット
・船上での動き
などなど
毎回釣れるわけでもないですし、釣れる時合も短い中でいかに濃度を濃く出来るかが上達の秘訣です
当日、やることをしっかり決めて挑んでみましょう
まとめ
座学でのナブラ解説はいかがでしたでしょうか?
現場だとがむしゃらに投げている人が多く、チャンスに対して勿体ないと思うシーンが非常に多いです
かと言ってナブラは一瞬の切り取りでベストスポットが変化してしまうので、動きを見ながら説明することが出来ません
今回の内容をヒントに確率の高いスポットが見つけられるようにしてみてください
それはズバリ”大きいクーラーボックス”
サワラは大変身割れしやすい魚なので、折り曲げてしまうと簡単に割れてしまい、食味が損なわれてしまいます…
そこで室内長の長いクーラーボックスにサワラを入れることで、身割れを回避することができます^^
港でバラバラに捌いて持ち帰っている方もいますが、酸化しやすい魚なのでこれもおすすめできません
なるべくそのままの状態で持ち帰ると、冬の高級魚を美味しく食べられますよ^^
ホリデーランドクーラーは”高品質で安価なクーラー”をリリースしているメーカーで釣り人の愛用者が多いです
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