ロッドの特徴は各社熱心に説明をしてくれるのですが、搭載されているガイドはおざなりになっていることがほとんどです
(実質一社独占なので、仕方がないとも思いますが、、)
ガイドの違いはあまり比較検証されていないネタなので、オフショアロッドに使われている主要3ガイドを解説したいと思います
ガイドの特徴を知ることで、検討しているロッドの特徴も予想しやすくなります
ロッド購入時の参考になると思います
バットガイドで決まる個性
ロッドの特徴を左右する要素は
・素材
・長さ
・弾性率
…etc
色々とありますが“ガイド”も特徴を大きく変化させる要因の一つです
形状の違いはもちろんのこと、ガイドの配置位置や組み合わせでもロッドの特性が変わる重要なパーツです
リールから一番最初にラインが通るバットガイドは、最も性格を決める存在なので購入時にここを見るのが手っ取り早いです
代表的なガイド
KWガイド
傾斜している形状なので糸抜けし易いことが特徴です
価格も安く、幅広く採用されているガイドです
キャスティング·ジギングどちらも多く採用されていますが…
キャスティングにはラインが太くなってくると比例して糸抜けが悪くなる傾向なので、個人的にはこのガイドはPE4号以下が望ましいと考えています
(例:シイラロッドやサワラロッド)
ジギングはキャスティングほど高速で糸抜けする場面がないので、多くのロッドで採用されています
またジギングロッドはキャスティングロッドよりも全長が短く、ラインのチョーク角がきついのでKWガイドが都合がよいです
一例でメジャークラフトさん三代目クロステージは”安価なヒラマサ·ツナロッド”をラインナップしており、ビギナーには嬉しいところですが…
ステン+アルコナイトKWガイドなので、太いPEライン&リーダーはガイド抜け抵抗が大きいのでライントラブルは若干増えるので注意です
MNガイド
“オーシャンガイド”と呼ばれており、多くのキャスティングロッドに採用されています
ルアー釣りでは逆向きに装着することで、ライン抜けを優先させている狙いがあります
主にPE4号負荷以上のキャスティングロッドで採用されていることが多いです
(例:マグロロッド、ヒラマサロッド、GTロッド)
RVガイド
オフショアキャスティングゲーム専用に開発されたガイドです
独特な形状で”剛性が高い”点が特徴です
僅かに傾斜しており、スプール位置から適正なラインのチョーク角を確保しています
(MNガイドは直角)
ガイド種類 | 定価 |
PKWSG40 | 2,150 |
PMSG40 | 2,150 |
T-RVSG40 | 11,400 |
デメリットは他のガイドよりも圧倒的に高額である点です
この価格差を体感できるかどうかで評価は分かれますが、、
同条件であればRVガイドの方が抵抗が少なく、飛距離が伸びる傾向です
まとめ
・ガイドで個性がわかる
・KWガイドは両方イケる
・大物キャスティングはMNかRV
ロッドを比較する時にガイドの種類・位置やグリップ長などにも注目すると色々見えてくるかもしれません
最後までご覧いただきありがとうございました
※廉価品ですが、MNガイド搭載しており企業努力を感じるエントリーモデルです
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