黒潮の分流も湾内に当たったことで、キハダとカツオの群れが湾内に入ってきました
かなり岸に近いところに群れがあり、魚探反応もアツいので例年通りなら餌釣りが盛り上がってくる頃です
相模湾は餌釣り(コマセ)での釣りとエリアを共有するので、ルアーマンにも先見が必要です
ルアーマンは前半勝負
相模湾内のキハダ&カツオ攻略は基本的には前半勝負がベターです
理由はいくつか
・沖から湾内に入り立てでスレていない
・多種多様な餌が豊富
・船への警戒心も低い
どれも早い段階に越したことは無い条件ですが、相模湾攻略にはもう一つのファクターが存在します
それが“コマセ釣り”です
今では夏の風物詩となった船コマセ釣りでのキハダとカツオ狙い
また“小田原モンスター”
と呼ばれる大型サイズのほとんどがコマセ釣りで釣れており、注目も集まりました
ーですが、湾内に入ってきた群れがすぐさまコマセを喰い出すわけではありません
そもそもコマセとは?
魚をポイントに集めるために撒(ま)く餌。 寄せ餌(え)、撒き餌(え)ともいう。
冷凍オキアミ、イワシやサンマのミンチ、川泥にサナギ粉を混ぜたものなど、
その種類は様々。 ヘラブナ釣りの場合、バラケと呼ばれる集魚効果の高い餌を使うことも多いが、
これもコマセの一種。(コトバンクより引用)
相模湾の場合、協定によって魚肉系は使えないのでオキアミを使用するのが基本です
オキアミ(沖醤蝦、英: krill)は、軟甲綱 真軟甲亜綱 ホンエビ上目 オキアミ目に属する甲殻類の総称。
形態はエビに似るが、胸肢の付け根に鰓が露出している点でエビ目とは区別できる[1]。
プランクトン(浮遊生物)であるが、体長3~6cmなのでプランクトンとしてはかなり大きい。
漁獲されたオキアミは漁業用の飼料や釣り餌などとして市販されており、日本で販売されているのは、
三陸沖などで漁獲されるツノナシオキアミ(イサダ)と、南極海に生息するナンキョクオキアミである。
後者はヒゲクジラ類の主要な餌料である。(ウィキベディアより引用)
この辺は筆者が解説するよりも引用が手っ取り早いので、引用ばかりで申し訳ないです(汗
コマシとは?
聞き慣れない言葉ですが、ベテラン釣り師ならご存知かもしれません
餌釣り船の船長たちの造語なので、他の言い回しもあるかもしれません(汗)
要するに“キハダの餌付け”です
”毎日、同じ時間に同じ場所で大量にコマセを撒くことで群れを餌に慣れさせる行為”です
頑張ってあてもなく泳ぎ回って餌を捕食するよりも、決まった場所に毎日落ちてくる餌のほうが魚も楽です
人間に置き換えてもそうですよね?笑
ちなみに小田原モンスターの胃の中は
たいていがコマセでパンパンに膨れています
餌に慣れるということは
しかし偏食した群れになるので、小魚を泳ぎ回って捕食する興味も意思も薄れています
当然、小魚を模したルアー釣りは不利になっていく傾向です
エビングもコマセ解禁〜は強烈な反応を示しますが、コマセに馴れだしてくると釣果が落ちていくのもコマシが要因です
次第に群れも分かれていく
群れの構成も様々で
・カツオだけ
・カツオとキメジ混成
・カツオとキハダ
・キハダだけ
ーと、日々を追うごとに分かれていくのも特徴の一つです
ここでお伝えしたいのは
“自身のターゲットと船のターゲットが同じか否か”
ーということです
カツオが釣りたいのに、大型キハダ船に乗ってしまったら地獄です(汗)
船数の多い船宿なら
・メジカツ船
・キハダ船
ーと分かれていますが、そうでない船宿さんもあるので予約時には注意したいです
例外的なボーナスステージも…
筆者の過去の経験のなかで例外もありました
9月過ぎになりコマセに馴染んで終わりかと諦めていましたが、台風後に突如としてカタクチイワシが大量に差し込んだことで…
アベレージ3kg~5kg
キャッチ13尾
リリース6尾
バレ多数
ーという、とんでもないシーズンもありました
もちろん餌釣りよりも釣れました
こういう爆発日があるから釣りはやめられないですよね
まとめ
・ルアーマンは前半が見せ場
・コマセ釣りは餌付けてからが勝負
・魚の行動に合わせて人間も行動
駿河湾のカツオが静かなのが気がかりですが、相模湾内に群れは沢山います
内容を参考にして、ぜひ挑戦してみてください
最後までご覧いただきありがとうございました
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