【基本解説】自作アシストフックの為に知っておきたい座学(コード&リング編)

【釣り×タックル】

前回に引き続き自作アシストフックの為の、基本を解説していきます

コードとリングもフックにも負けず劣らず、特性に影響する要素となります

それぞれの特徴を理解して、必要な要素を見極めていきましょう



アシストコード

”アシストリーダー”や”アシストライン”などとも呼ばれていますが、同じものを指しています

対象魚によって…

・素材
・太さ
・長さ

などを変えることで、フッキング率やキャッチ率に影響を及ぼします

PEライン

ダイ○ーマ、アル○ン、ゼク○オン…など呼称が多いですが、総称はPEラインです

オーソドックスなアシストコードです

中空のタイプと、そうでないタイプがあるので注意です

シングルフックを作りたいなら、中空タイプ
ツインフックだけなら、ノーマルタイプ

-を、使い分けるとよいです

個人的には両方作れる中空タイプがオススメです

ケプラー

対切創性の高さから、歯が鋭い魚に使われている素材です
餌釣り〜ルアー釣りで広く使われています

ルアー釣りではGTやイソマグロでのファイティングリーダーとしても用いられています

ザイロン

ケプラーより進化した素材

強度・伸度・対切創性がさらに向上しました

昨今はサワラジギングのアシストコード
クロマグロキャスティングのファイティングリーダーやシングルフックのリーダーとして使われています

ワイヤー入り

PEラインの中芯にワイヤーが入ったタイプです

構造上折り返しは出来ないので、必然的にツインフックでの使用がほとんどです

歯の鋭い魚(噛み付き系)に用いられます

中芯のあり・なし

PEラインやケプラー・ザイロンは中芯を入れないとコシが無く、ジグに絡み易い特徴があります

これに対し、中空タイプの中芯にフロロやエステルラインを入れることによって張りを保たせ、ジグ絡みのトラブルを減らします

一回釣れるごとに中芯に折り目がついてしまい再利用が難しいので、筆者は中芯なし派です



リング

【大きさの選び方】
多い質問のひとつです
筆者が愛用している《土肥富》waoを例に出すと分かり易いですが

waoサイズ スプリットリング 2リングBBパワー PE
S #5 #3 ~2.0
M #7 #4 3.0~4.0
L #8 #5 4.0~

ーという感じで、使っています

径表記やポンド表記など色々ありますが、組み合わせて使うスプリットリングとの相関性も重要です

スプリットリングに対して、1~2ランク小さいサイズを使うのが基本です

同サイズだとソリッドリング強度が高すぎ
小さすぎてもスプリットリングから抜けてしまうので、実際に大きさをあてがって確かめましょう

筆者
筆者

筆者の釣行範囲ではwaoのMサイズの消費がすごく多いです

【溶接?打抜き?】

リーダーを結ぶ時には指摘される要素ですが、アシストフックではあまり考えなくても大丈夫です

むしろ筆者はアシストのリングには打抜きを推奨派です

角が立っているので、スプリットリングに入り込みにくいので、もしものリング抜けの可能性が低まります

自作メリットの一例

例)あるアングラーの春の外房ヒラマサ対策

産卵絡みのナイーブなヒラマサは、ジグを頭から襲うほどのテンションがない状況

・ジガーライトホールド#3.5
・中芯なしPEライン#15~#20
・ツインフック
・コード長40mm前後

このセッティングによってナイーブな”か細い吸い込み”でも口内にフックを入れることが出来るセッティングです

もちろんか貧弱なセッティングなので、ヒットしても強引なファイトは出来ません

一般的ではないですが、状況に合わせたアシストフックという視点では分かりやすい例だと思います

アウトドア&フィッシング ナチュラム

まとめ

前半と後半に分けてアシストフック製作に必要なパーツの解説をしてみましたが、何かヒントになりましたでしょうか?

『ジグによく絡むな』
『なかなかフッキング出来ないな』
『アシストが切られてしまう』

など、それぞれの状況に対応したパーツでアシストフックを用意すれば自然と釣果が伸びるようになります

ぜひ参考にアシストフックを作ってみてください



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