黒潮の蛇行の影響で水温が低く推移している2022年シーズンですが、例年だと大型連休付近から水温が上がり…
御蔵島ではキャスティングで狙えるようになってきます
※今もキメジがポツポツ釣れていますが、水温が上がると大型が釣れ出します
今シーズンの開幕までに昨年末、手に入れたポッパーを調整しなければいけません
今回は筆者の”TT-Popper180”の浮力調整を紹介したいと思います
あれ?
実は昨年の秋頃に人気ポッパー“TT-Popper180”を手に入れていました
実践ですぐに投入してみましたが、下馬評通り
・浮き姿勢
・泡と纏い具合
が素晴らしく、ヨダレものの仕上がりです
ーが、今ひとつ筆者にはしっくり来ません
短い距離で理想的な泡とサウンドでダイブさせられるのですが、浮上までに数秒ほど時間を要します
原田氏の動画で見たアクションと違います
波や風の影響も考慮し、コンディションが違う日にも数回試すも…結果は変わらずでした
セッティングを見直していきたいと思います
メーカー推奨値
・本体重量…85g
・推奨フック…ST66#3/0~#4/0
・フルリグ…100g前後
ということで、ひとまず組んだセッティングがこちらです
・フック…《BKK》Ropter-Z #3/0
・リング…《ヤマリア》ファイターズ楕円リング#8
・フルリグ…100g
またタックルセッティングは…
リール:《シマノ》15ツインパワーSW14000XG
ライン:《XBRAID》キャストマンブルースペシャルX8 5号300m
リーダー:《XBRAID》キャストマンアブソーバー100lb
このセッティングだと前述したように、浮上速度が遅くテンポの悪いアクションになってしまいます
出したいアクション
※あくまで筆者が出したいアクションなので、その点にご理解いただいた上でお願いいたします
・短い移動距離
・泡を纏ってダイブ
・Uの字を描くダイブ
・60°~90°の浮き姿勢
こんな感じですね
青物狙いのポッパーではミドル〜ロングジャーク時のアクションが重要ですが、マグロ族ではショートジャークでのアクションが重要となります
砲丸ボディ+高速移動のマグロはちょこまか動く標的よりも、狭い距離で動くものの方がアタックしやすいからです
マグロ族の誘い出しでポーズが有効だと云われる理由がここにあります
調整実施
・実測重量…83g
・フルリグ…100g
この状態で浮きが遅いと感じたので、全体的に1ランクを落としてみます
・Roptor-Z#2/0
・ファイターズ楕円リング#7
・フルリグ…95g
およそ5gの軽量化になりました
もう1パターン
・STX-58#3/0
・スプリットリングハイパーワイヤー#7
この組み合わせだと更に軽量化にできます
上記の95gセッティングでも浮力不足を感じる用であれば、こちらも試す予定です
よほど掛かりどころが悪く、強引なファイトをしなければ30kgくらいまでのキハダまで対応できると思います
なぜ軽いコチラを先に試さないか?
ウッド系プラグはボディに傷を付けたくないので、なるべくカーブフックを装着したいからです(汗
注意点
・フックの耐荷重
→理想のアクションを追求したことで、ターゲットサイズが揚げられないフックを装着しては本末転倒です
→タックルバランスやターゲットサイズを鑑みてバランスを見極めます
→フックレスでプラグが販売されているのは、各海域や釣り方で理想が変わるため未装着になっています
・シングルフックorトレブルフック
→シングルフックは軽くなり、抵抗も少なくなりアクションにキレが出る
→反面、抵抗が無いのでプラグが暴れやすくなることも…
→フックアップ率やキャッチ率など、効能は多岐にわたるので今回は割愛
・上記にプラグが対応しているか
→テスト段階で両対応しているか?も重要な点です
→両対応品は素晴らしいですが…妥協点はどこかにある筈なので一長一短
→アングラー自信がシングルなのか、トレブルなのか?
アングラーの好みやタックルバランス、海域やターゲットサイズでプラグのセッティングは様々です
オフショアキャスティングで結果を残しているアングラーは必ずと言っていいほどセッティングに拘っています
筆者もキャスティングで釣るために日々研究中です
まとめ
・推奨が必ずしも正解ではない
・自身の理想にバランスを近づける
・セッティングは記録する
何気なく市販状態·推奨状態で使っていては、プラグの潜在能力を引き出せず…釣果に差が生まれてきます
ジギングのフック同様、キャスティングのフックも色々試して理想を求めていきたいです^^
↓↓過去の浮力調整の記事はこちら
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