必要性今までの経験の中で、初心者さんや釣れない方に多く見られる傾向なのですが…
少し気を遣うだけで、劇的にヒット率が向上するテクニックを実践できていません
非常にもったいないです
簡単なテクニックではありますが、解説は少し細かい内容になってしまいました
長文にお付き合いいただける方はこのまま解説をご覧ください^^
サミング
え?釣れるテクニックが“サミング”?
ーと思われる方も多いと思われます
ジギングにおけるサミングとは、ジグをフォールしている最中にスプールを押さえたり、ラインに振れることでラインテンションを保つテクニックです
実はこれが超重要です(断言)
サミングで何が変わる?
・ジグの軌道をコントロールできる
・釣れるチャンスが増える
・魚の習性を最大利用する
ただラインを押さえるだけで、これだけのメリットを上乗せした状態で釣りが出来るようになります
逆を言えばサミングしていないアングラーは、不利な条件で釣りを行っているということになります
可能な限り実施したいですね^^
解説
なるべく分かりやすいように図解付きで解説したいと思います
※絵心の無さはご容赦ください
今回は前回の相模湾でのドテラジギングの状況を例に解説したいと思います

当日の状況
【当日の状況】
・風…北東5~6m/s
・水深…92m~95m
・ドテラ流し
・底潮は約10mほどの高さ
・上潮は大体40~50m付近

潮の流れ方に注目
・上層と下層での潮の早さが違う
・潮向きはほぼ同じ角度
・船の動きと下層の潮の早さはほぼ同じ
(わずかに船の方が早い)
・ラインの弛みが発生
サミングの必要性

ラインに負荷を掛けないと…
図解(サミングなし)
・上層~中層の緩い流れで弛みが発生
・必要以上のラインが放出されてしまう
・海中のラインが曲がりくねる
■結果■
着底からアクションを開始しても、実際は弛んだラインが動いているだけになってしまいます
またジグは底を転がり続けてしまい、根掛かりのリスクが増えます

ラインに負荷を掛けていると
図解(サミングあり)
・ラインの弛みを最小限に抑えられる
・ラインを直線状態に出来る
・根掛かりリスクを抑えられる
・すぐにジグを動かすことができる
■結果■
釣れる状況を作り出しやすい
魚の習性

上から落ちてくるものに興味を示します
サミングをすることで魚の習性を最大限に利用することができます
魚は習性(本能)で頭上から落ちてくるものを非常に意識します
(魚の目の位置を見ると、頭上が見易いことがわかります)
重力により弱った餌が沈んでくる状況で、捕食行動に移すためです

本能・反射行動を狙います
①ルアーのフォールで、沈んでいく獲物を追い詰めていく
→この時、着底は”獲物を底に追い詰めている状況”となります
②追い詰めた獲物(ルアー)が着底後、すぐに動き出す
→追い詰めた獲物が逃げた-と魚は錯覚
③反射的に喰いつくor捕食スイッチが入り追い続ける
→ヒットするチャンスが増える

ラインの弛みはチャンスロス
①までは同じです
②ラインが弛んでいると、動き出すまでにタイムラグが発生
→サミングしないほど、この時間が長くなります
③偽物と判断され、興味を失いもとの場所に戻ってしまう
→釣れるチャンスが減る
サミングの加減

友人F氏サミングをしてラインメンディングしています
その時の海況やジグの重さなどによって微妙に異なりますが、最低限フリーで出している時よりも”ラインが直線状態になるように押さえる”が目安となります
強すぎても弱すぎても駄目なので、実戦経験を増やして加減を覚えていきましょう
まとめ

このテクニックはカンパチには必須
・フォール中はサミングをしよう
・余計な糸フケがないのでチャンスが増える
・加減は経験あるのみ
誰にでも出来て簡単に釣れるチャンスが増えるテクニック“サミング”の重要性が何となく伝わったでしょうか?
なかなか言葉で説明することが難しく、いまの自分で精一杯の説明なのでご容赦ください
誰にでも実践できるテクニックなので、ぜひ参考に釣りをしてみてください^^
コメント