スピニングのジギングで近海〜遠征ジギングをやり込んでいましたが、やはりレベルアップのためにもベイトデビューが必要ということで…
・キハダジギングへの理解度UP
・スロージギングというカテゴリーへの挑戦
すべく導入したフルソリッドロッド+旧型オシアジガー
導入からキハダをキャッチでき、今シーズンも釣行を重ねコンスタントに釣果も得られ1年間が経とうとしています
今回はこの1年間で分かったことをご紹介したいと思います
1年間使ってみて
マグロジギングのために某個人売買サイトにて購入した《シマノ》03オシアジガーNR2000
“とりあえず初めてみる”
“トンジギ人気で在庫切れ”
-も重なって旧型に手を出しました
※購入時のブログはコチラ
スロージギングという戦略の導入した甲斐もあって順調に魚をキャッチ
・キハダ…3本
・キメジ&カツオ…沢山
最大26.7kgもキャッチでき、購入(導入)してよかったと満足しています
御蔵島、伊豆南~南西、さらには三重志摩沖の遠征にも持ち込み使い込んだ感想は…
→放出ライン200mだと、これ以上のウエイトは疲労度が上がる
・ターゲットは当初の目論見通り〜30kg
→本体ドラグ5~6kg、指ドラグ使用で~8kg前後
-が、リール性能から鑑みても妥当な範囲と感じました
感度が良い

”巻き重り”という表現の方が分かり易い!?
以前、書いたブログでも少し触れましたが…筆者は旧型ならではの感度を武器に釣りをしています
感度といっても色々ありますが03オシアジガーNR2000は“巻き感度”が秀でています
“巻き感度”とは読んで字の如く、リールを巻くことで得られる情報のことです
とくに海中の“潮目”を見つける際に多いに役立っています
海中の潮目とは?

潮目近くには高確率で鳥も居ます
海面の潮目は目にすることが多く、ご存知の方も多いのではないでしょうか
表層の潮がヨレている部分なので…
↓
プランクトンを捕食するために小魚が集まる
↓
それを食べる中型魚
↓
それを食べる大型魚
―の食物連鎖が起こりやすいエリア
捕食するために潮目に集まってくるので、魚自体のやる気も高い
これが海中にもあるわけです

潮目は言わば餌場(狩場)です
表層と同じく海中にも海流の層が”潮目”を形成しています
とくにジギングで釣れる潮目は流れている傾向が高く、その層を重点的に狙えるかが釣果の確率を決定します
前回、解説した図解の赤線部分が海中の潮目ラインです
これが巻き感度(巻き抵抗)の過多によって分かります
情報が得られる

釣率を上げる情報は常にキャッチ
リールの巻き感度があると、海中の潮目の発見が容易になります
巻き取り中に潮目に入ると、リーリングの抵抗が変わるのでその位置が情報になります
・船長からの指示ダナ
・リールから伝わる潮目の情報
-を元に、正確にジグを操作して確率の高い釣りが可能になります

情報過多になる人も居ます(笑)
またフォール後のラインスラック巻き取りも、その抵抗がスラックなのか?ジグの重さなのか?などが判別しやすく、ヒットのチャンスを最大に利用することもできます
エリアトラウトと同じ使い方

TD系は中古価格が高騰
実はこのリールの使い方は、かつてやり込んでいた“エリアトラウト”のトーナメンター達が採用していたものと同じです
極低抵抗なスプーンのアクションをコントロールするために旧型機·軽量機のリールを使うことで実現していました

ハンドル長も巻き感度に
かく言う筆者もTD系とリアル4系1000番リールで繊細なスプーンコントロールの釣りをしていました
然るべきタックル+感覚が研ぎ澄まされてくると…スプーンのプルプルしたアクションもリールから感じ取ることができます

繊細なスプーンの釣り最高に面白いです
スプーンの巻き抵抗をコントロールできると、巻き上げ・巻き下げも自在になり喰わせ方の幅が広がります
ただ進化し続ける現行機はよくも悪くもリールのパワーとトルクが増大して、スプーンの波動(引き抵抗)が判りにくくなるデメリットがあります

感度とトルクのバランスは12イグが至高
新型オシアジガーもそれと同じで増大したトルクによって、軽快な巻き取りトルクを実現しました
スイスイと楽に巻き上げが出来るようになったことで、僅かな水流・水圧の変化に気づきにくいこともまた事実
細かな情報収集をアングラーの技量と経験に押し付けることにつながっています
用法用量を守って

巻き感度最強クラスの08プレッソ
ーですが、旧型リールの釣りはおすすめはしません(笑)
エリアトラウトでも釣法の進化、旧型機の異常なプレミア価格、パーツ不足によって現行機種での釣りが当たり前です

トルクのあるカンパチは制御できそうに無い。。
オシアジガーも同じで、余程の好き者でない限りはデメリットが多いです(汗
さすがにフルロックでガチンコ勝負のカンパチジギングには不向きです
・キハダジギング(〜30kg前後)
・中深海ジギング
あたりがベターです
ここは一年前の感想と同じですね
まとめ
・旧くても良いリール
・メリットの巻き感度
・旧型は用法用量を守って
新型機(現行機)を扱う上でも巻き感度の考え方は重要です


とくにジギングは『何をやっているか自分でもよくわからない』という方が多いので、リールを巻く動作にも集中すると色々な情報が得られ、釣りの上達にも繋がります
ぜひ参考に釣りをしてみてください
最後までご覧いただきありがとうございました
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