クロマグロの誘い出しにおいて抜群の効果を発揮し、脚光を浴び今や欠かせない存在になった“ポッパー”
数年前まではダイビングペンシル主体となっていましたが、今ではポッパーの使用率が増加傾向となっています
使用率は半々くらいのイメージですが…
ときにアングラー全員が、ポッパーを装着していることも珍しくなくなりました
※個人的には佐藤 偉知郎氏に習い“泡系ルアー”と言いたいところですが…伝わりにくいので、ポッパーとします
ポッパーとは
プラグ前部にお椀形状のカップを設けており、そこに水圧を受けることで泡と飛沫を発生させるルアーのことです
また泡の副産物として音も発生します
この音色によっても効果がかなり変わりますので、プラグのシルエット・アクション・飛沫・音などそれぞれの個性が光ります
魚の姿が見えている状況はダイペンが優れていますが、見えない魚を引きずり出すのは音効果のあるポッパーの独壇場です
マグロに効果的なポッパーの特徴
・短い距離でよく動く
・泡とプラグが同調する
・ステイ時の斜め姿勢
マグロに対してポッパーを使う時は誘い出しとなりますので、アクション後のステイはマストです
泳層によってステイ時間を分けますが…
ポッパーで呼び込む距離(水深)は最低でも40~50m程度
目安としては3秒/回くらいは欲しいところです
このステイ時にユラユラと動いてアピールしてくれるタイプが、マグロに対して良いポッパーとなります
青物向けのロングジャーク対応のものは、マグロには向かないと考えています
例を挙げると…フィー○ポッパーDW、ダック○イブあたりがそれに当たります
※これらが駄目なルアーというわけではなく、あくまで対マグロとした時です
現在の人気ポッパー
他にもありますが、一軍として人気なのはこのあたりではないでしょうか
一挙に挙げてみましたが、実はそれぞれ出しどころが異なります…
とくにCB-ONEのバズーに関しては、かなり特異なルアーになっており…完全に別枠扱いですね(汗)
飛距離・アクション・サウンド…どれも一級品です
キーポイントは泡
“マグロの捕食スイッチを入れる”
今でこそポッパー人気となりましたが、少し前の日本と言えば…空前のダイビングペンシル時代でした
しかし世界のマグロシーンに目をやると、主流のルアーはどの国もポッパーであることがほとんどです
それだけ泡(ポッパー)がマグロに対して訴求力が高い実績があるということです
どうやらそれは泡に秘密がありそうです
今年のマグロミスバイトは
・上越釣行1回
・南沖釣行2回
…計3回でのマグロのミスバイト数は14~15回
ルアーはすべて《ブルーニングハーツ》Pixy160です
すべてのミスバイトはルアー後方の泡に出ました
泡を下から掻っ攫うようにバイトするので、プラグが吸い込まれることはありませんでした
Pixy160は上手く動かすと、ショートジャークでお辞儀をしながら泡を出します
そこから泡を纏いながらユラユラと浮きます
しかしながらPixy160の古い設計で、これを毎アクションごと再現するのは至難の業です
無風で潮も流れていなければ、出来るでしょうが…生憎そんな状況はほぼありません
※最新のルアーはコントロール性が非常に良く、ミスアクションなく誘うことが出来ます
アングラーの技量が試される
“ステイ時にルアーと泡を一緒に置く”
こう書くのは簡単ですが、これを様々な状況で毎アクション行うのは難しいです
※私も現在、練習中です(汗)
プラグの性能はもちろん、それをアクションさせるアングラーの技量も問われます
またポッパーなら何でも良いわけではなく…プラグと泡がズレてしまうルアーの戦闘力はそれほど高くありません
現在、人気のプラグは”泡をボディに纏う”性能が頭抜けて高いということです
ステイ姿勢も重要なのですが…
長くなりそうなので割愛します^^;
まとめ
・ポッパーにも種類がある
・マグロ族は泡が大好き
・プラグと泡のシンクロ率を上げる
今回はマグロ族主体の誘い出しにおいてのポッパーについて解説しました
※解説できるほど釣ってはおりませんが…
一部のトップアングラーからのお話を参考にポッパーの有効性をお伝えしました
上記のポッパーはプレミア価格になっており、とても買えない状況ですが…
手持ちのポッパーでも再現することが出来ますので、ぜひ参考に練習してみてください
マグロゲームを極めるなら見ておきたい一冊です |
コメント