前回の伊豆南沖釣行で8000PGに限界を感じた友人F氏
試しに筆者ののタックルを貸したら、その操作性の違いに驚いていました
・リールを買い換えるのも勿体ない
・スプール単体購入も高い
ーということで、オーバーホールついでにギア比変更で作業を承ることになりました
必要なパーツ
部品名 | 価格(税込) | |
パーツNo.69 | ピニオンギア | ¥1,705 |
パーツNo.73 | ウォームシャフトギア | ¥605 |
パーツNo.79 | ドライブギア組 | ¥3,960 |
合計 | ¥6,270 |
あとは必要に応じて座金でクリアランス調整です
シマノはユーザーでも主要パーツが購入できるので、本当にありがたいです
※注意※
今回のギア比変更はメーカーの保証を受けられなくなりますので、作業される方は自己責任となります点ご了承ください
スプールは検査提出
オーバーホール時に気付きましたが、スプールの金めっき部が大きく腐食しています
ライン放出時にラインが引っかかる可能性が高いので、メーカーに苦情品(検査品)として送ることになりました
分解作業
慣れている機種なので、躊躇なく分解していきます
中古で購入したようですが、メンテナンスした形跡はなく、ボディ固定ボルトはすべてネジロック剤が利いていました
中古品でひどいものは前オーナーに出鱈目な整備をされているケースが多いので、当たり品を買えたみたいでよかったです
パーツ洗浄
容器に入れたパーツをクリーナーで浸し、洗浄機にかけます
AZ(エーゼット) パーツクリーナー ブラック 840ml Y001
今回、交換するパーツは再利用のためそのままの状態で保管します
上記パーツ以外を徹底洗浄していきます
とくにラインローラーは音鳴りが激しかったので、超音波洗浄機で入念におこないます
ベアリング整備
洗浄後、ナスカルブにて被膜形成します
塗布後、何回がベアリングを回すと摩擦熱で極圧剤が被膜を形成します
(対応温度域−20℃〜200℃)
《ABCホビー》ベアリングリフレッシュキットで充填していきます
必ずグリスがベアリングを貫通し、排出される量を圧入します
ABC HOBBY ベアリングリフレッシュセット レッド 69067
ABC HOBBY ベアリング リフレッシュセット (黒) 69068
グリス塗布
今回は《BORED》METHOD DELTAを使用します
純正グリスよりも高性能となっており、耐久性アップが期待できます
組み上げ
一旦、完全に組み上げてから巻き心地やギアクリアランスを点検します
異常がなければこのまま終了ですが、違和感があれば座金調整からやり直しとなります
完成
見た目はPGですが、しっかりとHG化に成功しました^^
ギアを保管しておけば、必要なときにPGに戻すことも容易です
シマノのリールはリールとしての性能も去ることながら、触って遊べる道具としての要素もあって愛着が沸きやすいです
これからもHG化したリールで魚をバリバリ釣ってもらいたいです^^
動画
文章が苦手な方はこちらの分解動画も参考にしてみてください
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リールメンテナンス業もやっています^^
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