シリーズ第二回目は“ジギングタックル”について解説したいと思います
御蔵島は動画の影響もあってかキャスティングのイメージが強い方も多いと思いますが…
実際には浮くまではジギングが主体となります
またキャスティングとなるとキハダとカツオ限定になりますが…
ジギングならヒラマサやカンパチも合わせて狙うことが出来ます
なおかつ全員にチャンスがあるので、ジギングを主体にゲームをしたいところです
筆者も昨年末にスロージギングを始めたことで、アプローチのバリエーションが一気に増え、知識も増えました
ぜひ参考にしてみてください^^
釣り方
御蔵島ジギングのおおよそです
・水深…40~150m
→浅場…40~70m
→深場…70~150m
・両舷でのバーチカルジギング
→森竜丸さんの場合
→船宿さんによって若干異なります
・ジグウエイト…150g~300g
→基本は180~200g
→二枚潮や三枚潮対策のため、水深50mでも重めがベターです
(上記水深でも着底までに70m以上ラインを出すこともある)

表層付近のラインは真っ直ぐ落ちていても、中層以降は潮にラインが流されてオマツリの要因になるので重い方がトラブルは少なくなります
対象魚

御蔵島Xデーはこういう日も…
・キハダ
・カンパチ
・ヒラマサ
・カツオ
オフショアアングラーが憧れ大型魚がターゲットです
レンジとアプローチで釣り分けも可能です

釣り方に迷ったら規則正しいワンピッチジャークをしておけば、全魚種対応可能です^^
タックル目安
関東アングラー目線で言う“外房ヒラマサタックル”で対応可能です
・PE3~4号
・~200g対応のロッド
・8000番ハイギア
・リーダー14~20号
初めての方ならスピニングだけでも大丈夫です
キハダを狙うならベイトタックルが有利ですが、道具も増え使い分けが必要になります
慣れてきて欲が出てきてからのベイト導入でも大丈夫です^^
ベイトの弱点

遊泳力があるのでハイピッチに好反応
意外と触れられていませんが、ベイトの弱点は素早く動かすことに向かない点です
重心が上側にあり、ハンドル回転時にロッドがブレやすく、高速で巻き難いです
しかしキメジやカツオの活性が高い場合、スピニングのハイピッチに好反応を示すので、ベイトタックルだと思ったようにバイトが得られないこともあります
”スピニングの人だけ好反応”ということも珍しくありません
筆者タックル
スピニング…2本
ベイト…1本
メインはPE3号のスピニングとベイトです
魚の活性と潮流に合わせて、使い分けます
スピニング

どこでも出番のある万能セッティング
Rod:《天龍》ジグザムドラッグフォースJDF621S-3
Reel:《シマノ》15ツインパワーSW8000HG
Line:《シマノ》グラップラー8 #3-300m
Leader:《XBRAID》船ハリスレッドオーシャン14号
※初期ドラグ5kg前後

あると安心の4号セッティング
Rod:《天龍》ジグザムドラッグフォースJDF621S-4
Reel:《シマノ》21ツインパワーSW8000HG
Line:《XBRAID》スーパージグマンX8 #4-300m
Leader:《XBRAID》船ハリスレッドオーシャン16号
※初期ドラグは6~7kg前後
4号タックルはサイズや海況などを見て臨機応変に導入します
ベイト
Reel:《シマノ》03オシアジガーNR2000
Line:《ダイワ》UVFソルティガ DURASENSOR8ブレイド+Si3号
Leader:《XBRAID》船ハリスレッドオーシャン16号
※初期ドラグはフルロックから2~3ノッチ戻し
ロッドのパワーを上げてPE4号でのパワースローも良いです^^

人気のオシアジガー2000番 ドラグ力はカタログ値10kg、糸巻き最大時で約7kg強
ここで一つ重要な点が…
良いタックル·強いタックルを揃えても”アングラーが強いドラグ値に耐えられないと意味がない”
ーということです
お使いのタックルのドラグ値で、フルにファイトできる体力は最低限つけておきましょう
推奨ドラグは5kg~8kgくらいは掛けてファイトしたいです
↓↓↓筆者タックル詳細ページ↓↓↓

最強のタックルとは…
御蔵島で最強のタックルそれは…
“己の肉体”です
開始の6時から13時までの約7時間、ひたすら100m前後の水深で200g前後のジグを動かし続けます
しかも間に大物が釣れるとなると…体力の消耗は計り知れません
タレた身体でのジギングはジグを動かせず·ヒット率が激減してしまうので、望ましくありません
タレないためにも基礎体力はつけておきたいです
(3万円近く払って、休憩するのはもったいないですよねw)
↓↓筋トレ過去記事です

筋トレ歴6年の筆者が釣りに必要な筋トレを解説した記事です
具体的なトレーニング方法も掲載していますので、ご興味のある方はこちらもご覧ください
まとめ

近海タックルでもパワーのあるモデルがベター
浅場の根周り以外は根が少なく、中層を狙うことが多いので…
根擦れを想定した強引ファイトをすることが無いので、太いPEラインでジギングをすることはほとんどありません(まったく無いわけではないですが、キハダ・カツオ狙いは中層です)
”ブリ&ヒラマサタックル”で対応できる点がそこにあります
外房ヒラマサタックルなら、関東在住の方でしたお持ちの方が多いと思います
今回の解説で、遠征船がぐっと身近に感じたのではないでしょうか?
次回は使用するジグについて解説したいと思います
最後までご覧いただきありがとうございました
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