平均強度鮎の友釣りや渓流釣り、ヘラブナ釣りなどでは当たり前の考え方ですが…
仕掛けの基本は…
“魚に近い部分から”
上記の釣りは繊細でありながらも、高次元でバランスが取れており、極細の糸や線形の細い針でも破綻することが少ないです
釣針〜道糸〜ロッド〜リールまで、バランスよく組み合わせることで大型回遊魚と安心してファイトすることができます
今回は御蔵島ジギングで使用する“仕掛け”の考え方を解説していきたいと思います
この考え方はどの釣りにも応用可能なので、ぜひ参考にしてみてください
仕掛けを考える
“魚に近い部分から”を元に“想定する負荷”を逆算して”全体バランス”を考えてセッティングします
どこかバランスが悪い部分があると、歪になり仕掛けが破綻してしまいます
各部位の役割や強度をしっかり把握しておきましょう
メインライン

餅は餅屋です
最近はライン強度が最大表記のものが多いので、よつあみ社の8本編みの平均強度を用いて解説します
・ライン強度…23kg(平均強度)
・1/3値…23÷3=7.6kg
・ドラグ負荷…5~8kg
・ライン強度…28kg(平均強度)
・1/3値…28÷3=9.3kg
・ドラグ負荷…6~10kg
強度から逆算すると、大体このあたりがしっくりくるセッティングになります
基準が設けられておらず各社表記がバラバラなので、購入時に注意しましょう

当たり前ではありますが、遠征船に行く前にPEラインは新品に撒き替えておきましょう
表示されている強度も新品時の強度なので、使い古したラインはNGです
リーダー

最近、お気に入りの船ハリス
ナイロン・フロロの一般的な”強度×4”からポンド表記を割り出して、直線強力を算出すると下記の通り…
・12号…約21kg
・14号…約25kg
・16号…約28kg
・18号…約32kg
PE3号なら12~14号
PE4号なら16~18号
ーが、バランスが良いと計算できますが…
キハダを想定した場合、船べりでのやり取りを考えると…太い方が安心なので、ワンランク上の号数を使います
リーダーの太さでもアクションが変わるので、この辺りは慣れも必要です
接続具
筆者の場合、水深100m以深で釣りをすることが多いので…スイベルを用いてジギングを行います(個人差あり)
↓↓詳細は別記事をご覧ください
常用するジグ(180~250g)のアイ線径から逆算すると…
《オーナーばり》
P-12 スプリットリングハイパーワイヤー#7
(シングルワイヤー部測定値83lb)
■スプリットリング■
《NTスイベル》
2リング/BBパワー#4
(強度97kg=214lb)
これくらいがちょうどのサイズです
PE3号・4号どちらも使うジグアイの線径は同等なので、接続具は同じものを用いて釣りを行っています
コンビリングで釣りをされる方は、スプリットリングの直径から1ランク小さいサイズを使うとちょうど良いバランスになります
アシストフック
これも想定するサイズに相応しいものを、好みのフックでバランスを取ることをおすすめします
筆者の場合は《ヴァンフック》JH-40ジゲン グリッピー#5/0と#6/0を使用しています
・大型回遊魚の口を貫通できるもの
・ジグに抱きつかないサイズ
・高負荷でも伸びないもの
ーとなると、そんなに選択肢は多くないので…その中からアングラーに合うフックを選ぶと良いです
↓↓筆者自作アシストフックはこちらの記事
まとめ

トータルバランスが大切
・フック〜メインラインの強度を把握
・トータルバランスを揃える
・信頼のおけるブランドを使う
筆者は大体こんなところでタックルのバランスを取り、船に持ち込んでおります
仕掛けの強度に合わせたタックルをセレクトしているので、バランスよくセッティング出来ていると自負しております(2022年3月現在)
また仕掛けやタックルがアップデートされた場合は変更してバランスを取り、より効率の良いのタックルセッティングを煮詰めていきたいと思います^^
最後までご覧いただきありがとうございました
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