【適材適所】ジギング歴10年以上の筆者がタングステン製のメタルジグを使わない理由

【釣り×タックル】

今までブログをご覧になってきた方なら、なんとなくお気づきかもしれませんが…

『タングステン製メタルジグの登場回数・使用頻度がものすごく低いこと』

事実、カツオジギングにおいてシラスパターンの時くらいにしか使っていません

某TGベ○トは全国的に売上絶好調なのに?

今回は筆者が”タングステン製のメタルジグを使わない理由”について解説したいと思います

タングステン製ジグ愛用者の方はここでブラウザバックをおすすめいたします



タングステンの特徴

高比重な金属で、同じ大きさなら鉄や鉛よりも重いことが特徴です

・鉄…7.85
・鉛…11.36
・タングステン…19.3

“タングステン”とはスウェーデン語で“重い石”を意味しています

そもそも素材自体がレアメタルで、しかも硬度が高く加工が難しいことが高額になる理由となっています

タングステンが嫌い

鉛のジグなら2個買えます

始まりはメタルジグではなく、昔からブラックバスやロックフィッシュのシンカーでも嫌いでした

理由は…

”高額だから”

これにつきます(笑)

昔は根がかり回避術のないバサーだったので、根がかりロストをしていたので「高いオモリなんて使えるか」と言いながら釣りをしていました
(ビンボー中学生アングラーにタングステンシンカーは無理ですw)

上達するにつれさすがに根がかりしないようになってからはメインで使うようになりましたが、気分良く使ってはいなかったです(笑)

ジギングも青物狙いでタチウオやサワラに切られたら、それこそ発狂ものです

一番釣れる素材?

『TGベ○トのグリーンゴールドじゃなきゃ釣れない』
『タングステンに換えたらすぐに釣れた』
『釣れそうな気がする』

などなど
釣具店の店員時代にも度々耳にしていました

もし上記だとすれば、世にある鉛や鉄のジグは淘汰されてしまうのでは?ーと

特定のジャンルではタングステンジグの爆発力を聞きますが、それをすべてに置き換えるのは尚早なのでは?



タングステンの弱点

・動かない
・飛ばない
・フォールで誘えない
・高額になりがち

メーカーサイドが絶対に言わないことです(笑)

『小さくて重い』
メーカーがメリットとして謳っていることが、そのままデメリットです

シルエットが小さいので、満足に泳ぐための水圧を受けることができません
※タングステン製のジグに左右対称センターバランスジグが無いのは、バランスを崩して動かす他に術がないからです

追い打ちをかけるように、その比重の高さゆえに…鉛のメタルジグよりももっと大きな水圧をかけないと動かすことができません

すべて120gでシルエットがこれだけ変わります

それは鉄や鉛のジグのような大きな軌道のスライドアクションが出せないことも意味しています

またフォール時に水平姿勢を維持することが難しいので、すぐに真っ直ぐに落ちてしまうのでスロージギングにも向きません

さらに素材の融和性がなく、製造上で強度が出し難いため…
ロングジグそのものが造れない点も弱点です

結果、出せるアクションパターンが少なくなり…

どうしてもオートマ的な釣りになるので筆者は退屈してしまいます(笑)
使ってみても動かし方の制限が多すぎて、釣れる釣れない以前に飽きてしまいます。。

昨今の関東エリアでの緩い潮流ではタングステンのデメリットがさらに露出すると筆者は考えています

適材適所

・真鯛に強い
・タチウオに強い
・根魚に強い
・SLJに強い

こういった場面ではタングステンのメリットを最大限に活かすことができるので、無類の存在感を発することができます

とくに真鯛とタチウオは鉛とタングステンの差は、何度も嫌というほど味あわされてきたのでタングステンの有効性は十分理解しています

鉛じゃ釣り勝てません(笑)

アウトドア&フィッシング ナチュラム

まとめ

以上の解説の中で…筆者がメインの青物ジギングやヒラマサ・カンパチ・キハダジギングなどにおいては使用する場面がほとんどないことが分かります

今回ブログにしたのは“盲目的にタングステンを使っていないか?”という釣り場でよく見る光景に疑問を感じたので、書いてみました

村田某氏ではないですが…

『釣れないほどに小さくするのは間違い!』

ーではないですが、ルアーフィッシングにおいては面白みが無くなっていくので…

様々な視点から考察すると、魚の習性を知り釣りの楽しさが深まると思います

魚が反応するアクションや、ジグの特性を理解して釣果アップに繋げていきましょう^^



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