正式名称は分からないので、ここではVARIVAS社の商品名称を引用・省略して“ファイティングリーダー”とさせていただきます
ショックリーダーの先端にザイロンノットやケプラーノットを結ぶまたは被せることで、歯の鋭い魚でのリーダー切れを少なくするシステムです
大型のクロマグロやキハダの沈下系ルアーなどに有効なラインシステムです
VARIVAS既製品
クロマグロアングラーの佐藤 偉知郎氏が考案したもので、現地で使用していたものをVARIVAS社が製品化ものです
リーダー先端にザイロンノットが被せてあり、魚の歯に対して非常に強いシステムになっています
ルアーを丸呑みするようなモンスターマグロに向けたものなので…
100kg以下の個体や、誘い出しでは効果が薄いとされています
一応、自作する事もできますが、おそろしく手間が掛かるので(汗
よほどの理由がない限りは購入した方が費用対効果が高いです
福井氏のノット
通称“インチキトロピカルノット”
先端にケプラーノットまたはザイロンノットを接続するリーダーシステムです
大型のGTになると歯も鋭く、ルアーを飲まれることも多くなるので先端に15cm前後差し込みます
システム作成も非常に簡単で強度も高いので、VARIVASよりも実践し易いです
ルアーに近い部分がしなやかな素材になることで、ルアーの動きも良くなります
福井船長は十年以上このノットでGTを釣り続けているので、先端のケプラーの存在はさして問題ではないと予想されます
今回はこのシステムで試してみました
実釣テスト
一回目(ザイロン有り):キハダ3バイト、カツオ1ヒット
二回目(ザイロンなし):キメジ1バイト、カツオ10バイト
※ルアーはPixy160固定
※海域は伊豆南沖
※ザイロン30号を10cmほど先端に
状況は違うものの、カツオのバイトは”ナイロン直結”が多く出ました
”ザイロンあり”もキハダのバイト自体は普通に出ましたが、私のテクニック不足により…
ステイ時にルアーと泡がズレてしまい、魚は泡の方へバイトしてしまいました(泣)
たしかに福井船長の言う通り、ルアーアクションはキレも滑らかさも向上しました
動きが良すぎてコントロールしきれず、何度かザイロン部にルアーが絡んでしまいましたが、これは慣れの問題ですね
次回はケプラーでもテストしてみたいと思います
まとめ
ザイロン有り無し、どちらもそこそこにバイトを出せたので明確な違いは体感できませんでした
ミスバイトのキハダが、ザイロン無しなら勢いよくそのままバイトした可能性も考えられます
ただ圧倒的に実践での経験が少ないので、これから両方試しながら使い分けていこうと思います^^
GTでよく用いられるケプラーノット
リーダー80lb~150lbなら30号一つでOKです
※中芯のあるノットタイプでないとリーダーと結束できません
クロマグロ・大型キハダはザイロンノットがベター
クロマグロの定番はザイロンノットX50号と70号です
※中芯のあるノットタイプでないとリーダーと結束できません
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