梅雨が開けば、いよいよ各地でオフショアキャスティングのハイシーズンとなります
釣具店の店員時代も…毎年、大型連休前後からが“オフショアに入門したい”という方が増え出す頃合いでした
入門時に多い質問が…
『リールは何番がよいですか?』
ーは、記憶に残らないくらい沢山聞かれました(笑)
今回は筆者視点でのリールの番手の選び方を解説したいと思います
デビュー時に迷う番手えらび
『迷うと言っても、ロッドより遥かに選択肢が狭いので迷わないでしょ』
ーというのが大方の予想ですが…
択が少なくても人間は迷ってしまいます(笑
・シマノか?ダイワか?の二択
・8000番か?14000番か?の二択
“選択のパラドックス”から考えると、不思議なのですが…
ロッドは個性や目的がはっきりしているので、実は選び易い側面もあります
リールは守備範囲が広く、葛藤しやすい条件を考慮しなければならないので迷うことが多いです
各番手の目安を解説
8000番 | 14000番 | |
重量 | 軽い | 重い |
ギア比 | PG、HG | PG、XH |
スプール径 | 小さい | 大きい |
ライン | 4号300m | 6号300m |
※ダイワのリールは重量差がありません
※シマノは8000番専用ローターの恩恵で、その軽さが魅力です
注目!?の10000番は?

ロックショアにはちょうど良い番手
筆者視点としては初心者·入門者にはおすすめしない番手です
理由は“中途半端”という点です
反対にベテラン勢の買い増しにはおすすめという視点となります
キャスティング上級者になると、タックルを号数管理していることが多く…
3号、4号、5号、6号、8号と号数ごとに刻みながらロッド·リーダー·プラグなど、明確に役割分担しています
さすがに初心者·入門者はこういった使い方はしないので、8000番か14000番の二択がベターです

極論10000番はメーカーの販売台数のための番手なので、そこまで重要視する番手ではないです(小声)
目的をしっかり定める

これが一番大事
・対象魚
・釣り方
・体力
・使用号数
ここをしっかり決めていないと、考えがブレやすくなるのでおさえておきたいポイントです
ロッドのガイド径も大事

適切なガイド径は飛距離もUP!
目安としてバットのガイド径も注目です
#30か#40を採用しているものがほとんどですが…
・#30は8000番PE4号までが無難
・#40は14000番~がベスト
-と考えています
ガイド径が変わると、ロッドのチョーク角と位置が変わるので適材適所があります
手っ取り早く見分けるのはガイド径が簡単です^^

ちなみに#30と#40でリールシート径も変わることが多いです
失敗する買い方

”ジギングとキャスティング兼用で”
入門者に一番多い考え方かもしれません
結果から言うと…オフショアではキャスティングとジギング両方必要な場面があるので、リール1機&ロッド2本で釣りをするのは無理があります
キャスティングのチャンスが短い中、その都度で結び替えは賢い判断とは言えないです


※昨今の中堅機種は非常にハイスペックなので、この選択肢もあり
予算が難しければ、1ランク下げて2set持ち込んだ方が対応幅も増え釣れる可能性が高くなります
1ランク下の機種に我慢できない場合は、しっかり予算を用意した方が良いことが多いです◎
※8000スタートで14000買い増し、8000はジギングに〜という流れも◎です
まとめ
・目的を明確に決める
・合わせるロッドも大事
・兼用は非推奨
失敗しないためにも、目的や用途をしっかり決めて購入しましょう
将来的なビジョンを持っておくことで、最初に買ったリールを活かすも無駄にするも変わります
購入時、釣具店のスタッフさんに相談しながらぜひ参考にしてみてください
最後までご覧いただきありがとうございました
コメント