こんにちは。ヒロです。
現役釣具屋店員&釣り歴20年以上の私が備忘録的にいろいろブログで掘り下げていきます。
今回も初心者・初級者にオススメの、相模湾ライトルアー船(ライトジギング)のリールについて色々と書いて行きたいと思います。
今回も結論を先に申し上げてしまいます。
『リールはちょっと背伸びして良いものが良い』
ここでは「これから釣りを趣味にしてみたい」とか「少し長期的にやってみたい」という観点から、壊れにくいものを薦めたいと思います。
え?ロッドは安いもので良いと言ったのに、リールは少し高いものを買えっておかしくない?―とお思いのはずです(^^;もちろん続けるかわからないという方は一万円以下のもので問題ないですよ。ただし二大メーカー(シマノ・ダイワ)のものに限りですね。
ジギングは負担大
理由はこれに尽きます。
キャスティングで使用するよりも重いメタルジグを深い水深まで届けて、何度も何度も上げては下げてを繰り返す行為はリールに強いストレスが発生します。
ただでさえ淡水の魚よりも海水面の魚の方が強い引きに加えて、ヒットした水深に応じた水圧も加わります。これがサバの入れ食いともなると、リールへの負担は強まる一方です。
リールにはお金をかける
【値段≒性能・耐久性】
これは逃れられない事実です。
―ですので、『どこまでお金を出して遊びたいか』とも言い換えることが出来ます。
ご自身の釣りに行く頻度に合わせることがベストな選択だと思います。
高価なリールはボディもギアも強く、多少の負荷ではビクともしません。
反対に安価なリールというものはボディが樹脂製で、ギアの素材の強度も総じて低い傾向にあります。
負荷で歪んだ状態でリールが回転運動をした場合、各部が摩耗してしまいすぐに使い物にならなくなってしまいます…。
具体的な機種
前振りが長くなりましたが、
それでは耐久性に富んだモデルで、ジギングに合った番手もご紹介いたします。
《シマノ》19ストラディック3000MHGまたは4000
目を閉じてリールを回すとステラ・ツインパワーを彷彿する滑らかさ |
中堅機種で大ヒットしたスピニングリールです。
特徴は製品特性が最上位機種であるステラと“ほぼ同じ”という点です。
もちろんステラに比べればコストが低く抑えられて、チープな材料ではありますがこの価格帯では十分すぎるほど完成度の高いリールです。
特殊技術のHGNギアというシマノの冷間鍛造ギアが、高強度かつ滑らかな回転特性を生み出しており、使用感も素晴らしい仕上がりになっています。
《ダイワ》19ブラストLT4000-CH
操作性に重点を置いており、ラウンドノブを標準搭載が嬉しいです |
LTコンセプトという小型軽量・高強度をテーマにしたダイワのスピニングリールは、スリムな造形と使用感の融合でリリース以来ユーザーに支持されています。
このブラストLTはアルミボディを採用しており、細身のボディでもしっかりと強度を確保しており軽快感が最大の売りですね。
ノブはラウンドがおすすめ
しかしながら私のイチオシポイントは…
『初期状態からラウンドノブ搭載』
という点です。
ジギングはリズムよくロッドを動かし、リールを巻き続けることが重要なのですが…
この動きに重要なパーツがハンドルノブです。
丸いタイプはどこにも角がないので、クルクルと動かしても手の中で引っ掛かりがなく、快適にリールを回すことが可能です。
対してT字型のハンドルノブはフラットで角も多いので、細かい動きをすると手のひらの中で引っ掛かりがちになります。
ちなみにストラディックはT字型です。
丸ノブタイプもありますが、それはXG(エキストラハイギア)なのでジギングには不向きなタイプです。ライトジギングで使用するにはハンドル1回転あたりの巻き取り長が長過ぎて、アクションのリズムが非常に取り辛いです。
価格差は倍程度
どちらもメーカー希望価格は30,000円以下ですが、実勢価格は2万円前後で安いお店ですと…20,000円以下でも購入できるところもありますね。
ロッドの予算の2倍あたりが目安ですね。
よほどの変なことをしなければ、現在販売されているルアーロッドは滅多なことでは折れません。
ロッドは大事に使えば長期間使うことが出来ますが、リールはそれができません。
リールはただでさえ負荷が集中する上に、消耗品の塊ですので長期間の使用が不可能です。
リールにだけは多少お金をかけておいた方が、耐久性が高いので…
先を考えると安く済むケーズがほとんどです。
ここは釣りに行く頻度に合わせてくださいね。
愛用は廉価モデル
…とは言え、私が普段使用しているリールは…
《ダイワ》17エクセラ―3012Hです(笑)
実勢価格で1万円前後のモデルです。
理由は『ライトジギングはあえて安い道具を使って、敷居を低くしている』ことです。
今までに100匹くらいは魚を釣っていて、少しガタが来ていますが…メンテナンスを小まめにしているので、もう少し使えそうです。
イナダ、サバ、ショゴ、サゴシ、サワラ…。良い思い出がたくさんあります。
”サバジギングにステラ”も良いかもしれませんが…ステラでなくとも釣りは成立します。
まずはイニシャルコストを抑えて釣りを楽しんだ方が、気軽に遊びに行けますよね。
それでは次回はベイトリール編について書いていこうと思います。
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