朝晩の冷え込みが始まり、秋の訪れを感じてきました。
カツオ・キハダに沸いている相模湾を横目に…
東京湾では秋の風物詩“ルアー青物船”がいよいよスタートとなります。
今シーズンはサワラの魚影が濃く、ジグロストの恐怖もありますが(汗)
ジギングが楽しめそうな雰囲気です。
切られると残念な気持ちになるサワラですが…。
釣れたときはその反面に嬉しくなる魚がサワラです。
食味の良い魚で…近年人気急上昇中のサワラ
まだ食べたことのない人はぜひこの秋にチャレンジしてみましょう。
秋の青物シーズンは?
概ね9月後半あたりからスタートし(年によって魚影が変わるので、スタートは多少の変動があります)、年末の時期までが時期となります。
昨年2019年の東京湾はタチウオをベイトにしている、ワラサ・ブリが大爆釣だったこともあって、今年にも期待がかかっています。
昨年の良い日は、船中100匹くらい釣れていましたから(笑)
今年はそういう日に当たりたいですね。
ターゲットは?
例年、開幕はイナダが主体で季節の進行とともにワラサが増えていく印象です。
また年によっては小型のカンパチも釣れることもあります。
今年はサワラの魚影が濃いようで、イナダ・ワラサ・サワラが主なターゲットとなります。
タックル
※必ず船宿HPに記載されている推奨タックルで臨みましょう。
ロッド:6.0ft前後の近海ジギングロッドでパワーは#2~#3またはML~Mクラス
リール:S社は6000番ハイギア、D社は3500&4000ハイギア
PEライン:2.0号~3.0号
ショックリーダー:フロロ8号~12号
アシストフック:近海ジギング用フックサイズは#5/0~または22号~
(毎年、小型フックを伸ばされているアングラーを見るのでご注意!)
ルアー:メタルジグ(ショート、セミロング、ロングジグ)80g~150g
→釣果重視なら”ショートタイプ”に実績があります。
釣り方
両舷にアングラーを乗せる”スパンカースタイル”が東京湾の青物ジギングスタイルです。
秋時期の水深は10m~40mラインを狙うことが多いです。
青物の回遊ルートに船を乗せて、ターゲットを狙っていきます。
決まりはありませんが、私の攻め方は…。
◎水深~20mくらいまで
毎投前方にキャストし、斜め引きで広い層を狙います。
魚は上下の動きよりも、横の方が浮袋の調整が楽なので獲物を追い易くなります。
◎水深30m~40m
バーチカルで狙います。
潮流の影響もあり、投げても巻き出すころにはラインが垂直になってしまう。
東京湾は時合いにバタバタと釣れる傾向なので、誰かが釣れ出したら頑張ってアクションさせてヒットに持ち込めるよう頑張りましょう。
乗合の船宿は数件のみ
東京湾のルアー青物船は数が少ないので、ご注意ください。
■新山下 渡辺釣船店■
■根岸港 第三鴨下丸■
■金沢八景 太田屋■
■江東区 さわ浦丸■
人数を集められるアングラーの方はチャーター船がおすすめです。
少人数で船を貸し切れるので、仲間で集まりワイワイと楽しめます。
マナーを守って楽しい釣りを!
毎年、見られるのですが”困ったアングラーさん”がチラホラ見受けられます(汗)
『PEライン2号以上厳守』
と船宿HPに掲載されているにもかかわらず、PE1号前後のライトライン(ライトタックル)で乗船しているアングラーさんが意外と多いです…。
時間を掛ければ釣れるでしょう。しかし、乗合船は他の乗船者と時間を共有しています。
貴重な時間があなた一人のために費やされてしまうと、全体の釣果が下がります。
それなりの青物タックルで強引にやり取りをすれば、貴重な時合いを皆で共有しあうことができ全員が楽しい釣りをすることができます。
乗船人数も比較的多いので、ジグウエイトは多少重めを使いましょう。
ジグが軽いと後方にラインが引っ張られ、オマツリの原因になります。
船宿さんのHPでは80g~120gと記載されていますが、私の経験では150g以上を使うシチュエーションが多いです。なるべく重いウエイトを持ち込むことをオススメします。
『ナゼ船宿HPに掲載されていないか?』
入門・初級者層に配慮しており、重いウエイトを敢えて掲載していません。
※時代柄、ちょっとしたことでもネット上で叩かれてしまうことも要因の一つですが…。
重いメタルジグですと初心者さんはすぐ疲れて、釣りをしなくなってしまうからです。
ジグが重くなった分だけ体力を消費するのは必然です。
しかし潮流が速い状況ではジグを落下させて、すぐに自身のラインが後ろに流されてしまい、他者とのオマツリが避けられないこともよくあります。
ラインに角度がつかないようウエイトを調整することもアングラーのレベルアップになりますので、乗船者全員で楽しい釣りが出来るよう思いやりを持って釣りに挑みましょう。
コメント