酷使された《ダイワ》15ソルティガ4500Hをオーバーホールしてみたその②前編

【リールメンテナンス】

さて先日、お預かりした患者さん

実は他にも入院待ちの方がいらして(笑)

今回は別の機体の作業となります

ちなみに今回はオーバーホール中の画像が多いので、この機体は前半と後半に分けてご紹介いたします

カスタム仕様になっています

番手は同じく『15ソルティガ4500H』ですが、キャスティング仕様にカスタムされています

・S.O.M『NOLIMITS 15ST5000HP』
・S.O.M『NOLIMITS 15ST5000/4500BM70 』

-を装備している機体です

-とは言え作業は同じく、洗浄と注油を丁寧に行うだけです

いつも通りに作業開始!!!



ドラグ性能の要”スプール”

まずは分解を進めつつ、触れる部分から作業を行います

スタートはスプールから-

使いっぱなしのスプール

ここは大体、想像が出来ており…状態はその範疇でした(笑)

・水分によるグリスの乳化
・カーボンワッシャーのスラッジ

汚れが非常にたまっています

キハダ系に多用している場合は、カーボンワッシャーは比較的ダメージが少なく…

そのまま使えるケースがほとんどです

手遅れになるとキズが入り、再利用不可になります

ヒラマサ主体の場合は高ドラグで負荷を掛けるため、カーボンワッシャーが損傷&変形しているケースが多いです

あまりにも痛みがひどく薄くなったものは交換しましょう

順番に並べると、組み上げもスムーズ

クリーナーとブラシを使って綺麗にします

汚れや水分を完全清掃します

過剰なグリスは排出され、汚れの原因となるので最小限に

グリスアップはシマノ純正グリスDG-12を使用しました
※手元にS.O.M指定グリスが無かったので、本人了承のうえでシマノ純正グリスを使用しました。

一枚一枚裏表に塗布します

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常に海水を浴びる”ハンドルノブ”

順番通りに並べておくと〇

ハンドルはノブはほぼ間違いなく海水に侵されているので、ここも綺麗に仕上げます

極端な話、ハンドルノブのメンテナンス頻度は毎回でも良いくらいです
(さすがに面倒くさくて私はやりませんが…苦笑)

クリーナーで塩抜き出来ないケースは、水洗いやぬるま湯を用いて塩抜きします
今回も4個中1個はゴロ感が残りましたが、使用に問題ないレベルなので…

グリスを充填する作業はこれがあると効率的

ナスカルブ→グリス充填で仕上げました

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とくにベアリングを完全洗浄した後のグリス充填作業はコレ無しには語れません

塩害トラブル発生

白っぽいものが見えます、、

いよいよボディというところで問題発生(汗

ローターナットとピニオンギアが強烈に固着しており…

14mmのメガネレンチでは、微動だにしません…(滝汗)

ここでローターナットを少し舐めてしまい、自分の未熟さに猛省

塩が堆積しています、、

すぐに14mm薄厚のボックスレンチを購入し、事なきを得ました

マグシールドプレートの脱着は慎重に

大抵はメガネレンチで緩むのですが、塩害で固着のキツい機体には通用しないことが学べました



各部、大量の塩が発生

 

ローター各部・ボディ各部ものすごい塩の量で…

 

とくにエンジンプレート内部が凄まじく、マグシールドベアリングが錆に侵食されていました^^;

エンジンプレート内側も酷い

しかしながら、この酷い有様でも…周りをきれいに吹き上げてチェックすると…

ベアリングに異常は無く回転もスムーズ

恐るべしマグシールドベアリング…

D社製リールは海水が抜けにくい構造

当然のことながらローター内部のパーツも塩がてんこ盛り状態で稼働が渋い原因となっていました

カバーとローターの隙間に潮が蓄積されています…

腐食ですぐ駄目になるパーツです

これも凄いことになっています…

マグシールドBBに注意

 

15ソルティガのラインローラーはマグシールドベアリングですので、注油や分解作業は禁止です

多少の汚れがあるい程度できれいにして、はめ直すだけです
ベアリングも回転もスムーズで、こちらもマグシールドの効果を実感できる部分でした

とりあえず今回はボディ外部を中心の内容です

次回は駆動の要”ボディ内部編”をお届けしたいと思います

動画

マグシールドBBが増設されている以外、ほとんど10ソル系統と同じ手順で分解できます

文章が分かり難いという方は、動画もありますので参考にしてみてください

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