早朝4時起床。
船長と港近くのコンビニに5時集合となっているため、早めに起床。
10月下旬の青森で寒さに一抹の不安があったが、外気温計は11度と関東とあまり変わらない数値で一安心。
―とは言え、ある程度の防寒対策をしないと日が出るまでの時間が辛い。
おまけにこちらの遊漁船は乗船時間が長く、大体夕方の4時くらいまでは実釣時間となるため、日が暮れた時の防寒対策としても必要となります。
港で準備
船着き場に到着するなりすぐにタックルの準備に取り掛かった。
今回の釣行は本来三日間のチャーターだったが、最終日の一日のみの出船ということでアングラーの私たちよりも船長の方が「なんとか釣らせたい」と奮起してくださり、6時に港を出発した。
(青森の船長たちは情熱的でこちらも気合が入る)
この日の船長のプランを伺うと…
『シイラ喰いのモンスター級クロマグロ狙い一本』
この言葉で「オフショアアングラー憧れの地に来た」という現実を一層感じた。
どうやら前日、出船は出来なかったものの、船長は下見をしており…夕方頃になると龍飛崎の浅場でシイラを捕食するモンスターを確認できたそうだ。
また前日の状況では同じポイントで…
・シイラ喰いのモンスター
・アオリイカ喰いのモンスター
両方チャンスがあったそうだ。残念ながらどちらもナブラにアプローチも出来たそうですが、惜しくもヒットは無かったということでした。
竜飛崎に到着
港から1時間ほど経ち、ようやく龍飛崎に到着。
しかし…状況はそう甘くなく…。
この日の龍飛崎はすでに漁師さんの船がクロマグロ狙いで漁を始めていた。
漁師さんも遊漁船と同様に10月の時化陽気で、ほとんど漁に出られていなかった様子。
この日は久しぶりに漁が出来る陽気に恵まれ、その数20隻近くは確認できた。
漁師船が沢山
この時、漁師さんたちは“だんぶ漁”という青森独特の漁法でクロマグロを狙っていた。
はじめて見る漁だったので、見ているだけでも楽しかった。
だんぶ漁でもアタリが遠いようで、龍飛崎の風車側に漁師さんの船団が移ったタイミングで単発の跳ねを発見!
―とは言っても、推定5kgも無さそうなメジでしたが(汗)
跳ねが終わった後も誘い出しを続けていると、同行していたSupplies椙尾氏のスギペン185Fにヒット。
―が、もう少しで船というところでフックアウトしてしまった。
跳ねを探して
なかなか思ったほど反応が得られなかったので、僚船と連携を組み広範囲を探してみることに。
自船は少し沖にポジションし、松前小島に向かう方向で散策を開始。
-でしたが、肝心のクロマグロの気配がなくクルージングが続きました。
1~2時間ほどのクルージングをしてみたものの、何も起きなかったので朝一の龍飛崎のポイントに戻ってきました。すると『待ってました!』と言わんばかりに、ナブラを発見!!
しかし、今回もサイズが微妙で…(汗)この跳ねは10kg~20kg程度の個体でした。
船が近づくとすぐに沈んでしまいましたが、しばらくは誘い出しで反応を見ましたが魚からの答えは返ってきませんでした。
一応、この龍飛崎の2回の跳ねを打つことは出来ましたが、これ以降はすっかり魚からの反応を得ることができなくなりました。
待望のヒットは…
しばらくすると魚探反応に群れが入ってきました。釣友がジグを落とすとすぐにヒット。
龍飛崎の先端で釣れたのはホッケでした(笑)
320gのC1ロングを着パクという(涙)
最後はモンスター狙いで、シイラナブラ待ちを敢行。
東風が強くなってきたので、風裏となる龍飛崎西側の風車周辺でポジショニング。
他の遊漁船も時間の経過とともに集まり、佐藤偉知郎氏を乗せたシーパールも、跳ね待ちクルージングしていました。
納竿
―が、そこから3時間何もなく私の青森クロマグロ釣行は終了となりました。
結果からすると小型のナブラを二度ほどでしたが、ひと先ずはキャスティングを体験することが出来ただけでも十分収穫になりました。
青森遠征が決まってからは、多くのアングラーの皆さまからアドバイスや釣り方など教えていただき、アングラーとしてレベルアップできました。
技術向上
普段のキハダ釣行では何気なく行っているPRノットや接続部の結束。
『このノットの完成度でモンスタークロマグロには耐えられるのか?』
と自問自答しながらの緊張感のある作業も貴重な体験でしたね。
この遠征に来るまでは遠い存在だったクロマグロですが、心の距離感が一気に減り、次回の挑戦を考えられるようにもなりました。国内のオフショアフィッシングをする上で、最高峰のターゲット&ステージにまた来年挑戦します。
次回ブログはこの釣行で使用したタックルについてを予定しています。
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