『ナブラ撃ちの基本を制する者が、サワラキャスティングゲームを制す』
―と言っても過言ではありません
相模湾キハダキャスティングで有名な船宿の船長も…
『サワラでキャスティングの基本を覚えることが重要だ』
―と常々言っています
サワラはキャスティングゲームの基本が詰まっており、シイラ同様にナブラ撃ちの基本を学ぶことのできる魚種です
違いは下記の点です
・サワラ…キャスト精度とナブラ観察眼
釣りに行く前にしっかりと基本を押さえて、釣果に繋げましょう^^
実釣動画
釣れる日に当たれることが少ないので、このように釣れている時の動画はありがたい存在です
どのような釣りが行われているか、イメージしやすいと思うのでお時間のある方は是非こちらの動画をご覧ください^^
重要な点
・鳥の動きを読む
・ナブラの動きを読む
・サワラの動きを読む
「ルアーやカラーがどうのこうの―」というのは、上記の点がクリア出来た状態で、自分だけ釣れていない状況に限りカラーやルアーを判断しましょう
『激アツポイントに入れる』
これが超重要です
「さっきから良いとこに入れてるのに全然喰わない―」というセリフは良いところに入っていない証左ですので、良いところに入れられるように船長や釣っている人にアドバイスを貰いましょう(笑)
釣りの流れ
ナブラを見つける
→この釣りで重要な存在が”鳥”です
良い日は往々にして鳥がよく飛んでおり、鳥たちが海面を見ている時です
とにもかくにも鳥をいち早く発見し、サワラが付いているナブラを探しましょう^^
よって乗船者全員で周囲を見回し、観察することが釣果UPの近道です
良いところに投げる
→一見派手に跳ねているサワラのナブラも不規則なように見えますが…
実は自然界の捕食行動に即したルールがあります
『鳥・魚・海況』この3点をしっかり把握したうえでアプローチをしましょう
→経験値が少なく「どこに投げたらよいか分からない」場合は…
ナブラの四隅に投げることから始めてみましょう^^
キャスト時の重要な点は
・必ずキャスト前に深呼吸をしてから投げる
・同船者の動きを見てから投げる
→この二点を実践するだけで、トラブルの大半は防ぐことができます
目の前で繰り広げられるフィッシュイーターの派手なナブラは人を変えてしまいます
釣り人が興奮状態に陥り、回りが見えなくなることでトラブルが発生します
トラブルを減らし釣りを楽しみましょう^^
アクション
→ルアー編でも言いましたが、下手なアクションは不要!
相模湾は『ただ巻きが最強』と覚えておけば良いです^^
巻きスピードの基準は、ルアーのブリブリとした動きを感じる程度が目安となります
→動画を見ていると、早巻きしているように見えていますが…
船が前方に進んでいるのでルアーアクションへの影響は少ないです
ナブラに向かって船が動いているので、ハンドルの回転数よりもロッドとリールから伝わってくる感度が重要となります
ファイト時の注意点
→サワラは大変バレやすい魚の種類です
理由はその鋭利な歯です
歯の鋭い魚はその歯でエサとなる小魚を痛めつけ、弱ったところを捕食する―という捕食行動をします
吸い込む力が弱く、獲物を丸呑みして押さえつけることも苦手です
相対的に吸い込みが強く、あごの強い魚は口切れがし難い魚は、、
例:カサゴ、アイナメ、ワラサ、カンパチなど
反対にあごの弱い魚は…
例:タチウオ、サワラ、ハガツオなど
これによりサワラは口が裂けやすく、フックの穴も拡がり易いことがバレ易さに繋がります。
→下手なポンピングはしない
ロッドを脇に抱えたままグリグリとリールを巻き続ける方法が一番効率の良いファイトです
→船との距離が近づくほど気を付ける
サワラを含め、魚は光が嫌いです
無理やり海面にグリグリと寄せられるとパニックを起こし、光の差し込まない場所まで必死に潜ろうとします
また魚は暗がり行くと落ち着く習性があるので、船下に急に潜ることがあります
この時にラインを船べりに接触させないように、心の準備をして備えておきましょう
まとめ
上記5つの点を意識しながら、冒頭で紹介した動画を見ると参考になります^^
ヒットからランディングまでスムーズに動いて、アングラーのローテーションもスムーズで、全員の釣果が伸びる動きになっています^^
理想はこの状態で、船中釣果を上げていくことです
『ナブラ撃ちの基本を習得しつつ、真冬の絶品を釣る醍醐味』
をぜひ味わいましょう^^
きっと毎年冬が待ち遠しくなること間違いなしです^^
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過去のサワラについての情報はこちらからどうぞ
【サワラ釣りの必携アイテム!】


それはズバリ”大きいクーラーボックス”
サワラは大変身割れしやすい魚なので、折り曲げてしまうと簡単に割れてしまい、食味が損なわれてしまいます…
そこで室内長の長いクーラーボックスにサワラを入れることで、身割れを回避することができます^^
港でバラバラに捌いて持ち帰っている方もいますが、酸化しやすい魚なのでこれもおすすめできません
なるべくそのままの状態で持ち帰ると、冬の高級魚を美味しく食べられますよ^^
ホリデーランドクーラーは”高品質で安価なクーラー”をリリースしているメーカーで釣り人の愛用者が多いです
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