予定していた釣行が荒天中止となったので、予定していた新型ツインパワーSWの分解作業を行いました
旧型の15ツインパワーSWは自分のも、知人から依頼を受けたものも数多く作業してきたので、内部を見るのが楽しみでした
分解後、オーバーホールをしましたが…持っている旧型のツインパワーSWはすべて買い換えたくなってしまいました(汗)
シマノは19ステラSW、20ストラディックSW、21ツインパワーSW…と各機種でヒット連発で品薄状態が続いている理由に納得できます
↓↓↓発売直後に旧モデルとの比較をした記事はこちら
↓↓↓ステラSWとのドラグ比較をした記事はこちら
分解で変化していた場所
・クラッチユニットが小型化
→19ステラSWもユニット化&小型化していたので、技術踏襲されている部分です
・インフィニティドライブ
→たしか17オシアジガーから採用されたギア支持構造なのですが、驚くほど巻きトルクが向上し、巻き心地も良くなるので驚きます。このツインパワーSWでも同様で、釣りのあらゆる場面に恩恵がありました。

この樹脂カラーが効いています
・ウォームシャフトのブッシュ構成
→座金が入る位置がシャフト側に変更されていました。巻き心地に影響?
※画像を取り忘れました(汗

細部が少し違う!?
・ドライブギアBBハウジングの形状変更
(フタ組側の形状変更)
→よく見るとベアリングが鎮座する外周部の彫りが深くなっています。剛性向上に影響?
使い心地は激変
・同じジグの回収でも負担がまるで別物
→疲労感が別物で明らかに疲れなくなりました
当日、230gのEJスピードと210gのイージーペブルの回収での疲労が全然違って驚愕しました
・ファイトタイム短縮
→ファイト時にいつもハンドルを回せなかった場面で、回すことができるようになりました
19ステラSWもそうなのですが…
今までハンドルを回転させることができなかった場面で、クルクルとハンドルを回せるようになったことで魚がすぐに浮いてくるようになりました
使用一回の点検で…
・ドライブギアBBにゴロつき(ハンドル側)
・ギアグリスが黒くなっていた
一回の釣行でしたが、キハダ18kg/1匹、カンパチ5.4kg/1匹なら、この程度も納得できます
ギアが駄目になったわけではなく、アタリ面も出ていませんでした
むしろ負荷の掛かり易いベアリングにダメージがあっただけなので、廉価な汎用ベアリングに交換してしまえば解消します
慣らし運転もなく、いきなりカンパチとキハダを釣ればさすがにグリスも黒くもなります
例えるなら車やバイクのエンジンと一緒です。新品で慣らししないで全開で負荷を掛ければどうなるか?は聞くまでもないですね(笑)
総評

ローターナットが外しやすく
この進化内容なら…すべて新型に替えたい!!
しかし旧型の手持ちは4台…(苦笑)

これが警戒感と力強さを両立
今回ダメージを受けていた部分はベアリングなので、ギアなどが悪いわけではないです
アタリも出ていなかったので、まだまだこれからでしょう^^

ノーマルで?
付け加えておきますが、使用頻度が高く、長期使用するなら…間違いなくステラSWの方が安くつきます。やはり各パーツにコストが掛かっていて壊れにくいので、そういう方はステラSW一択です。
販売員時代にも購入者様にそのように説明してきました^^
旧モデル15の評価
参考までに所有している15ツインパワーSW8000HGの一台で…
・購入から3年半使用
・釣ってきた魚…カンパチ・ヒラマサ・ブリ・ワラサ・サワラ・カツオ・キメジ、マダイetc
・交換部品…ギア一式(ドライブ+ピニオンで5,150円)、ベアリング交換4箇所
・自身でのオーバーホールは3回(年一回ペース)
掛かった費用は一万円以下だし、ヒットした魚は全部取れているし『ツインパワーSWだから無理だった』ということもありませんでした


現状、私はツインパワーSWに不満もなく、ランニングコストも低いことでオフショアフィッシングを楽しめています
ステラかツインパか?―は予算や所有欲も入ってくるので、判断材料にしてもらえればと思います^^
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