釣り動画のプロのキャスティングを参考にしてはいけません
いきなり物々しい書き出しで始まりましたが…キャスティングゲームにおいて大事なことなので…
とくに某メーカーなどは、プロ1人で船を貸し切って釣りをしている動画がほとんどです
バックスペースも広く、荷物も少ないので常時自由にキャストしています
普通の乗合船では、まず無いシチュエーションです
乗合船の混雑した状況で、上記のプロのようなキャスティングをすると…トラブルになる危険性が高まります
ネットを探しても“垂らしの長さ”についての情報があまりなかったので、書き残しておこうかと思います
垂らしは場面で変える

※Youtubeチャンネル シマノTVより
大雑把に分けると短・中・長の3種に分類されます
それぞれ使い分けがあリリースタイミングなども異なります
短(#2ガイドくらい)
・精度を出すとき
・バックスペースが取れない
・飛距離はそこまで出ない
中(#4ガイドくらいまで)
・基準となる長さ
・精度そこそこ
・飛距離は普通
長(元ガイド〜リールくらいまで)
・飛距離が出る
・精度は出しきれない
・片舷で投げるような船・海域
投げ方が変わる
垂らしが短くなるほど、リリースタイミング・フォームが狭まります
反対に垂らしが長いと、スイングも大きくなりリリースタイミングも広くなります
”野球のピッチング”や”ボクシングのパンチ”と同じ理屈ですね
合わせて…
・重心移動機構の有無
・タックル
・ラインの太さ
・リーダーの全長
…など、様々な要素でキャスティング技術が要求されます
オーバーヘッドキャストでも、ロッドの軌道やリリースタイミングなどが異なります
オフショアキャスティングは、意外にも繊細なキャスト技術が必要な釣りです
バスフィッシングのような感覚に非常に近いです
練習が一番
釣果への近道はやはり地道なキャスト練習が一番良いです
出船前の港や下船後の港で、15分~30分くらい行うだけでも格段に上達します
これからシーズンになる”相模湾のキハダゲーム”などは飛距離・精度ともに高次元なキャスティングが要求されるので、今のうちに練習しておくと良いのではないでしょうか^^
これは港内での筆者のキャスト動画です
垂らしの長さは”中くらい”でのオーバーヘッドキャストです
力まずに投げても真っ直ぐに60~70mほど飛んでいます
まとめ
・垂らしは状況によって使い分け
・それぞれのキャストフィーリングは異なる
・実戦で確実にできるよう練習あるのみ
千載一遇のマグロキャスティングゲームにおいてキャスティングの精度や飛距離は超重要項目です
今回ご紹介した垂らしの長さごとの特徴をぜひ参考にしてみてください
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