巷で言われるドラグの性能差はあるのか?
私自身はツインパワーSWを愛用しており、今までそれでラインブレイクやトラブルに成ったりという経験がありません
”差がある”というからには、具体的に何が違うかを調べれば何かが見えてきそうです
二台は見た目はよく似ていますがすが、細かく見るとけっこう違う点がちらほらと…
↓↓↓21ツインパワーSWの分解考察記事はこちら
外観で違うパーツ
・スプール
→ステラSWは”鍛造スプール”、ツインパワーSWは”鋳造スプール”となっております
→車のホイール同様に鍛造と鋳造では、自重・強度に大きな差が生まれます
・ベイルアーム
→ステラSWは”チタンワンピース”、ツインパワーSWは”ステンワンピース”となっております
→ご存知の通りチタンは軽量&高剛性の素材です
→旧モデルは割れのトラブルもありましたが、現行品は対策がされてトラブルは発生していません
・ドラグノブ
→価格差は倍程度ありますが、金属パーツと樹脂パーツの比率程度の差です
→社外品のラジエーション機能などはないです
多少はドラグ性能に差は生まれると思いますが、大きな差になるとは考えにくいです
構成しているパーツ

上が19ステラSW、下が21ツインパワーSW
両者、見た目には構成パーツのカタチは同じです

上が19ステラSW、下が21ツインパワーSW
ドラグノブの外観以外は同じように見えます

左が19ステラSW、右が21ツインパワーSW
メインシャフトのネジ山の数も双方10個なので、ドラグノブの締め込み回数も同じです
ドラグ座金の価格が違う
ステラSWドラグ座金:A…1,155円、B…2,035円
ツインパワーSW:ドラグ座金A…275円、B…715円
なんとドラグ座金(A)(B)の価格が2~3倍も違います

見た目の違いが分かりません…
しかし分解してみても、見た目にその違いは分かりませんでした…
おそらくカーボン素材の差額が要因でしょう
耐久性が違うのでしょうね
差は体感できる…?

シマノ公式youtubeチャンネルより
私のメイン機はすべてツインパワーSWなので、何とも比較が難しいです
ツインパワーSWのドラグでほとんどの魚をキャッチしてきたので、正直なところ限界を感じておりません
実際、シマノのプロインストラクターの方々がツインパワーSWで超大物をキャッチしているので…私のような凡人ならツインパワーSWで十分ですね(汗
万が一にも…
そういう意味では現在、史上最高と名高いステラSWを使っていれば『道具が悪かった』とはならないので、結果に納得がつけられることも事実です
予算が許すのであればステラSWにしておけば、間違いないです
足りない部分は…

整備の基本は清掃です
私はメンテナンスでカバーします
座金の価格は耐久性に直結しているので、劣る部分は整備をこまめに行って、高い性能を維持します

カーボンスラッジと乳化したグリス
オフショアリールはカーボンドラグワッシャを採用しており、材質の特性上でスラッジが出やすいです
グリスが水分で乳化しても性能が低下するので、この2点を整備でカバーすることが重要です
整備は簡単

18000~30000番はこちら

8000~14000番はこちら
・スプール上部はピンセット
・スプール下部は専用治具
作業時間は30分/1台

ドラググリスはDG12
パーツを外して、クリーナーで清掃
最後にグリスアップして戻すだけなので、一般アングラーでも整備し易いです
整備動画をYouTubeにアップしているので、参考にしてみてください
(作業は自己責任となりますので、ご了承ください)
まとめ

やはりステラSWは偉大です
やはりステラSWは至高のリールということで、明確に差別化がされていました
それでもシマノ社のドラグ性能は非常に優秀で、ラインブレイクが起きにくいです
メンテナンスをすることで、ラインブレイクからの不安も解消されるので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください^^
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リールメンテナンス業もやっています^^
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