さあいよいよ釣果に重要となってくるジグ編となりました
普段のジギングでは”海の状況にジグを合わせる”ということを重視している私ですが、こと御蔵島遠征では”状況よりもジグの種類に重きが移る”ことが多く、敢えて”釣れるジグ”としてご紹介したいと思います
私の経験や過去の実績からも、大別して二種類です
高実績なジグの特徴
・寸胴タイプ
・棒長タイプ
この点を抑えた実績ジグは次の通りです
実績おすすめジグ5選
筆者はこの時点ではスロージギングに手を出していないので、スピニングでのキハダジギングで有用なジグ中心のご紹介となっている点ご了承ください^^
《tamaTV》2WaySpikyセミロング
言わずと知れた”御蔵島キハダの餌”と呼ばれている2Wayセミロングシリーズ
TOUGH(165g、200g)とROUND(175g)の二種類ありますが、どちらも実績が高いです
簡単な使い分けとしては…
・強波動+フォール重視=TOUGH
・弱波動+スイミング重視=ROUND
イカ類が餌になっている時はさらに効くジグです
王道のセッティングとして《シャウト》パワフルジャコ#5/0の組み合わせが実績ありです^^
《tamaTV》2WaySpikyロング
こちらも定番のジグですが、セミロングと少し違いヒラマサ・カンパチに非常に効果的なジグです
シャープなボディラインで厚みが薄いので、スライドアクションが最大の持ち味です
このシャープなスライドアクションが、横方向の動体視力に秀でているヒラマサ・カンパチの捕食スイッチをONにします
筆者は正付けが好みですが、逆付けが人気です
切れのあるスライドアクションが容易に作り出せるので、注意して使わないとリーダーと絡み合って釣りにならなくなってしまいます。正付けか逆付けは当日の潮流などに合わせて使い分けましょう
《シマノ》EJスピード
『え?これは電動ジギング用のジグでしょ!?』
―と感じた方は、商品知識をお持ちで鋭い方です
しかし、電動ジギング用のジグが普通のジギングでも非常に釣れることが意外と知られていません
過去に、シマノの開発に携わった松岡豪之プロから…
「普通に使っても、EJスピードはもの凄く釣れる」と裏技を教えていただきました
”棒系”と私は分類していますが…
アクションはスライドとハイピッチロールが基本で、引き心地が軽く疲れにくいことも特筆点です
見えるところで動かしても、釣れるようには思えないのですが…
昨年、私はこのジグで御蔵島カツオを10本以上キャッチしました
他のアングラーが2~3本の中、圧倒的な釣果をもたらしてくれました
主にキメジ・カツオ向けですが、ただ巻きでもよく釣れ、回収ヒットの多さも非常に目立ちます
《シマノ》イージーペブル
”棒系”分類の二強としてイージーペブルも加えます
EJスピードと似たような形状ですが、非常にコンパクトな造りとなっており…
”棒系”と”寸胴系”両方の要素を持ち合わせたジグです
シマノの山本啓人プロ監修で、メインはスロー系ジギング向けで作成されていますが、スピニングのハイピッチでも異様に釣れることで知られています
どんな使い方をしてもほとんど対応してしまうので、迷ったらこれだけでも良いくらい非常に優秀なジグです
もしマグロ族をメインに狙いたい場合は、ブルピンやピンクが高実績です
《パームス》ジガロ
これだけは実績のジグというよりは、万能ジグとしてご紹介します
というのは、最近の御蔵島の傾向ですが…
潮が緩くスカスカとした状況が増えたように感じています
このような状況で2WaySpikyロングなどを使うと、正付けでどんなに弱く入力してもジグが飛び過ぎてしまいコントロール不能になってしまいます。リーダーがジグにぐるぐるに絡みついて、揚がってくることも増えます。シマノのキングスラッシャーやCB-ONEのG2などの抜けの良いジグもも同様ですね
こうなるとある程度、ジグに水圧が掛かり、潮が緩い状況でもコントロールし易いジグに軍配が挙がるという訳です
どのような状況でもアングラーがコントロールできるジグを持っておくと困りません^^
実績カラー
上記の画像でも何となく分かると思いますが…
・グリーンゴールド
・レッドゴールド
・ブルーピンク
・シルバー
-が、御蔵島で釣れるカラーとして定番となっています
派手系が高実績で、状況的に…
・黒潮本流内に居るキハダの群れはスレていない
・船のプレッシャーが少ないのでスレにくい
-ということから、目立つジグに最初にヒットしてくる印象です
人的プレッシャーがいかに魚が釣れにくいかよく分かります(苦笑)
とくにゴールド系は爆発力が有るのは皆さんご存知の通りです。
中でもグリーンゴールドやレッドゴールドは”イカパターン時”の爆発力はもの凄いです
対照的なカラーとしてフルシルバーは…派手目で反応が無い時に、シルバーにするとすぐにヒットすることが多いです。光量・潮流・水深など変化があったときに、臨機応変にカラーチェンジするとヒットを維持できます。
アシストフック

ダメ、ゼッタイ
御蔵島でのキハダジギングに観点をおくと、、
釣れる時は同時ヒットが多く、そのためファイト時にオマツリすることは日常茶飯事です
この時にツインフック・前後ツインフックなど…針数が多いほどオマツリ解きが困難になり、ラインブレイクするケースが非常に多いです
こうなると誰にもメリットがないので、なるべく針数を減らすことが釣果UPの秘訣となります
万能セッティング

フロントシングルで普通に釣れます
トラブル回避の面からも、私はフロントシングル推奨
(スピニングタックル前提)
一通りキハダ・カツオ・カンパチ・ヒラマサどれにも対応できるスタンダードなセッティングです
おすすめアシストフック市販品


《ヴァンフック》GS-70ジゲングリッピー4ブレイズアシスト
船宿の船長も薦めているフックです
・太すぎない線径
・抜群の貫通力
・ジグに絡みにくい
※フックサイズは#5/0か#6/0をジグに合わせて
※筆者も自作アシストフックで愛用しているフックです


《カルティバ》JS-39ジガーミディアム ブルーチェイサー
ご存知の通りトンジギで一世風靡したフックです
グリッピーと似た形・特徴ですが、、
こちらの方が口外でもフッキングする特性をもっています
※サイズは#9/0か#11/0をジグに合わせて
※吸い込む力が弱い時に有効
※口外の場合、バレやすい側面もある


青物ジギング用のフックなので、比較的どの店舗でも取り扱っていることが多いフックです
対キハダとしても強度は十分あるので、曲がるようなことは滅多にないです
※サイズは#4/0が万能
※ヒラマサ・カンパチにも〇
前後付け(リア)
前後フック装着時、リアのコード長は短めがおすすめです


《ヴァンフック》GR-71ジゲン グリッピー リアアシスト
※フックアップ率は高いが、魚の横が支点になるとファイトが辛くなるので要注意です
水温がもう少し上がればトップウォータープラグで釣れるようになりそうです
それまでは餌の水深の深さに合わせてキハダも回遊しているので、ジギング主体の釣りとなりそうです
筆者も御蔵島釣行予定日が近づいてきたので、楽しみになってきました^^
マグロゲームを極めるなら見ておきたい一冊です |
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