【相模湾カツオジギング】普通のジギングとちょっと違う。もっと釣るテクニック選

【釣り×テクニック】

相模湾・駿河湾でのカツオジギングには独特のテクニックが必須となります!!!

カツオジギングは普通のオフショアジギングとは勝手が違うポイントが幾つかあり、ここにアジャスト出来るか?が釣果の分かれ道となります

庄三郎丸HPより

釣果情報を見ていると…
『カツオ ルアー 7~0匹』
『カツオ ルアー 11~0匹』

-など、よく見受けます。

そうです
トップ釣果とスソの釣果に差があり過ぎるのです(汗



相模湾カツオ攻略

これはこれから紹介するテクニックの差が、如実に出ていることが要因です

逆を言えばこのテクニック・コツを知っていれば…

釣れる人に簡単に近づけるということです

十年以上のカツオジギング経験から…
重要なポイントを5点お伝えします
これから釣行予定の方にぜひ参考にしていただきたいです^^

タックルバランスが大事!

現場でよく見かけるのですが…

”きちんとしたタックルバランス”の方が非常に少ない点です

とくに多いのが『オーバースペック』のタックルです(汗

湾内カツオの場合ターゲットが~5kgの個体が主体となります
(メインサイズは2~3kgが多いです)

タックルの目安

■タックル目安■
ロッド:近海ジギングロッド6.0ft前後で#2前後で多少ハリがあるもの
リール:S社で6000HG、D社で3500H
ライン:PEライン2号(8本編み)
リーダー:フロロ8号~10号
スイベル:小型で十分です。

メインとなるジグ40g~60gをアングラーの意志で、コントロールできるタックルバランスが非常に重要です
軽量なジグを用いても、穂先で軟らかく扱える先調子のロッドが望ましいです

また入れ喰い中は”タモ入れが間に合わない”こともありますので…

~3kgまでのカツオは抜き上げが基本となります
バットにある程度のパワーも求められます

リール+ライン

そしてカツオはスピードのある魚なので、誘いのスピードは速くなります
それに対応してリールはハイギアが望ましいです

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そしてPEラインは”2号が標準設定”です
(太くても2.5号まで)

PE3号でやるとジグの沈下速度が著しく低下して、群れの通過に間に合わなくなるので非推奨です
その場合は80g前後のジグが必要になりますが、ボリュームが大きくなりバイトも遠のきます

編み込み数は個人的に糸鳴りが気になるので、8本編みのタイプが好みです

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リーダーの号数はメインラインに合わせて8~10号
水中で見えにくくなるフロロカーボンを使います
※ベテランアングラーでバラし軽減のためにナイロンを用いる方も居ます。

カツオの視界から色のついたPEラインをなるべく離したいので、リーダー長は5m~8mくらい取ります

スイベルの有無

スイベルは付ける派・付けない派が判れますが、筆者は”付ける派”です。

ただ大きすぎるスイベルはジグの動きを損ねてしまい、釣果ダウン必須ですので注意が必要です

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筆者は小型かつ高強度の《オーナーばり》TSS-51タフステンスイベル ジグスピン#1を愛用しています

なんと#1で140lbあるので十分すぎる強度です
リングは同じく《オーナーばり》スプリットリング ハイパーワイヤー#5を合わせています

メタルジグが大事!

結論ですが、、
釣れないジグで頑張っても釣れません!
釣れるジグをしっかり持って挑みましょう

3大メタルジグは必ず購入してください!
まったく釣果が変わります

《Supplies》BlueJack50g(スタンダード・ショート)

《MGクラフト》スキルジグ42g、50g

ダイワ》TGベイト45g(スタンダードスリム)

どれも一個あたり1,500円前後するジグで高額ですが、それに見合う釣果があります

愛用ジグ


筆者のオススメはBlueJack50gです

理由は
・操作が簡単である
・アクションが多彩
・見切られにくい

-という点です

フラット形状でリアにかけてボディを絞っていることで、常時ヒラヒラと動き続けてカツオを騙しやすいです

スキルジグやTGベイトは時にすさまじい釣果を出しますが…
基本的には操作難度が高く動かしにくいジグなので初級者・入門者には不向きと考えています
※理由はフロントバランスでロッドアクションで常に動かさないときちんとアクションしないからです

BlueJackのカラーはピンクイワシ・イワシ・ピンクスポット・シラスのどれかが有れば何とかなります。迷ったらピンクイワシ買っておけば大丈夫です。
※どのジグでもこのカラーがあれば十分に対応できます



アクションが大事!

かなり古い動画ですが、カツオ対応のベーシックなアクションが確認できます
※ロッドがライトジギングロッドなので、実際にはもう少し優しくアクションさせてください

俗にいう『高速巻き』『ジャカ巻き』は高活性時に見られるパターンで、こういう時はそこまでシビアでないのでそれなりに釣れてしまうことが多いです

活性がそこまで高くないときは…

問題は”ニュートラルな個体にスイッチを入れて釣る方法”です

BlueJack50gで話を進めると…
上記のタックルでワンピッチジャークを行うと、ロッドパワーと強いジャークがジグに勝ってしまい、激しくジグが暴れてしまいます

激しく暴れるジグはカツオの食欲減退を招きますので、きれいにピラピラと泳ぐようにジャークの加減を注意しましょう

基本アクション

筆者はロッドを海面に向けた”リーリングジャーク”を基本として展開します

速度変化・強弱変化・カラーチェンジで様子を見ながら、カツオの反応を観察します

重要な点がカツオの反応するアクションは、時間や群れの違いでコロコロ変化するという点です

なので、アクションのローテーションも頻繁に行うことも重要です

前述したジャカ巻きや高速巻きもバリエーションの中に混ぜることにより、よりそのタイミングでのパターンに近づくことが出来るので、色々考えながら動かしてみましょう

ファイトが大事!

まず一番重要な点が”高ドラグでファイトする”―ということです

数値で言うと最低でも5kg程度に締めてください
量りが無い人は手指を切らないように注意して、リーダーを掴んでギューと思い切り引っ張って出るくらいが5kg程度です

これをワラサ・ブリ狙いのように3kg前後に設定してしまうと、小型のカツオであってもドラグがズルズルと引き出されてしまい縦横無尽に走り回ってオマツリ必須となります

高ドラグにも耐えられるラインシステムはしっかりと組んでおきましょう
※摩擦系ノットが必須。私はFGノットです。

ポンピング厳禁

ヒットしてからはポンピングせずに、ロッドを脇に抱えたままのゴリ巻きが最適解となります

生半可なポンピングはカツオの頭が下を向いてしまい、反撃のチャンスを与えてしまいます

船べりまで来たら、カツオのサイズを確認します。3kg以下の個体でしたら、躊躇なく抜いてしまいましょう
カツオは口切れの多い魚ですので、船べりでモタモタとタモを待っているとバレてしまうことも珍しくありません

ロッドを折らないように気を付けながら、バットパワーを使って”カツオ漁師よろしく”ばりに抜き上げてしまいましょう

アシストフックが大事!

TGベイトスリム45g+OWウイングフラッシュ#5

相模湾・駿河湾のカツオジギングに対応した、丁度良い市販アシストフックが残念ながらありません

カツオの暴力的な引きを考えれば、近海ジギング用のフックとなりますが…
フックサイズが大きく、小さなジグに対してフックが目立ちすぎます
またアシストコード長も長く、バランスが非常に悪いです

ショアジギング用のフックのようなシルエットで、高ドラグにも耐えられるもの…
こんなマニアックなスペックのアシストフックはメーカーさんも作ってはくれないです(泣)

数少ない市販品は

装着図はこんな感じです。フックの存在感の無さが良いです

筆者がテストした中で、市販品は唯一これだけでした

《モーリス》アバニOWシングルアシスト#4

掛け重視の流線形上+平打ち高強度素材
表面加工により抜群の刺さりを誇ります
こんなマニアックなフックは珍しいです(笑)

《モーリス》アバニOWウィングフラッシュ#5

シラスパターン・マイクロベイトパターンで非常に効果的です
同サイズの他者フックと比べても硬度が高く、フック伸びが断然少ないです
またバケ造り込みもよく、数匹釣った程度ではバケが壊れるということもないです

フック強度、コード長、バラし難さ…
トータルのバランスはこの2種で決まりです

ツインフックもバラし難く良いのですが、カツオがジグを見切る時などにフックの存在が目立つので筆者の好みではないです

※質問が多かったので、加筆しておきます(2021.7.5)

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シャウト!
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5kg級のキメジがコンスタントにヒットする場合は、こちらに軍配が挙がります
管付き+太軸+金針でキメジ級にも対応できます
ただしOWウイングフラッシュよりもバケにボリュームがあるので、ジグの動きは若干悪くなります

シャウト!のパワフルジャコを使っている方も多いですが…
往々にして#2/0~#4/0を相模湾内で使っている方が目立ちます

キハダ級を狙うなら良いのですが…
カツオを狙うにはコード長さが長く、フックも太軸で貫通力が低いです
※カツオ狙いではなく、キハダ狙いなら良いですが

カツオに使う場合には#1か#1/0が良いでしょう
なお接続が”チチワタイプ”となり交換が手間になるので、筆者は使っていません

筆者は自作派です

また入れ喰い時にはフックを外すのも大変なので、私はシングル派です

もっぱら自作なのですが、その際は…

サイズ感がちょうど良いです※主観

《がまかつ》ファインタマン18号
《がまかつ》タマンスペシャル18号
《オーナーばり》ジガーミディアムロック5/0

コードは…
《よつあみ》ガリスアルゴンPETin20号
《よつあみ》ケプラーノット20号

※リング~フック間10~15mmで製作しています

アウトドア&フィッシング ナチュラム

まとめ

以上の5点を抑えておけば、カツオジギングのハードルが一気に下がり誰にでも釣れる可能性が高まります。

今年は数釣りが出来そうな雰囲気が続いているので、このチャンスにぜひ挑戦してみてくださいね^^

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相模湾内にカツオの群れがやってきました!それに合わせて友人・知人・お客さんからカツオキャスティングの問い合わせが非常に増えてきました。相模湾のカツオキャスティングで実績のおすすめルアーを紹介したいと思います。



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